『Fate/GrandOrder』のキメラについてはこちらを参照。
概要
とある魔術師によって創造された狼を素体とする合成獣。
聖杯に選ばれ令呪が宿ってしまったため、マスターのひとりとして「偽りの聖杯戦争」に参戦することになった。
略歴
本来は「エジプトで神となった英霊」を召喚する為の触媒として創造された存在。
だが、何の因果か聖杯にマスターとして選ばれ令呪が宿ってしまい、それに激怒した創造主によって殺されそうになり逃亡。追いつかれて殺されそうになった時に「生きる」という渇望からの咆哮が召喚の詠唱となり、サーヴァントが召喚された。以降は自分からは積極的に聖杯戦争には参戦しようとせず、森の中で自身のサーヴァントと過ごしている。
人物
狼のような姿をしたホムンクルスで争い事を好まない穏やかで心優しい性格をしている。
あくまでも動物であり、一人称で語られる事もほとんどないため優しい性格をしていることは判明したが、詳しい精神構造は不明で性別の概念があるのかも不明。一様三人称は「彼」となっている。(性別不明専用の三人称がないため。)
そして、少なくとも「生きる」という一念は本能レベルからのものであるためか非常に強い。
人間に対しては虐待を受け殺されかけたため、全般的にあまり好印象はない模様。
ランサー曰く、自分を殺そうとした創造主には敵意も殺意も抱いていないようだ。歯牙にもかけていないのか、もしくは生まれたばかりの無垢な命であるからか「憎む」という気持ちさえないのかは今の所分かっていない。
能力
狼を素体とする合成獣であるため人間よりは能力は高いが、それでも普通の動物とそう変わらない。
創造主によって調整され、魔術回路を極限まで増設されている故にマスター適性は非常に高い。
具体的に言うと、彼がマスターになったエルキドゥと別世界の人間がマスターになったエルキドゥのステータスを比較すると、宝具以外の全パラメータが1ランク上相当。
ただし、その代償として寿命は極端に短くなってしまっている。
関連人物
作中随一の美しさを持つサーヴァント。
創造主に殺されそうになった時に「生きる」という強い意思が咆哮となりサーヴァント召喚の詠唱となった事で召喚された自身のサーヴァント。
意思疎通ができる唯一の相手で互いに信頼し合っている。
人間に対して恐怖心と警戒心のある彼が同類だと認識し、懐く相手。そして、アヤカの正体を見抜いているようだ。
創造主の魔術師
自身を創造した魔術師。
本来はエジプトの神を召喚するための触媒として作られた自身が、聖杯に選ばれた事で令呪が宿りマスターになってしまう。それにより召喚されたランサーに救出されるまで虐待を受け殺されかけたため、人間に恐怖心を抱いてしまったきっかけの人物だが、それでも敵意や殺意は全く向けていない。
アーチャーの二代目マスター。
虐待を受けた事で人間に恐怖感を持ちしかも、敵であるにもかかわらず、聖杯戦争でバーサーカーに敗北したアーチャーの霊基が消滅しないように肉体が崩壊しかけてもスノーフィールドの土地の魔力を送り続ける様子に思う所があったのか、自身のサーヴァントに手助け(肉体が崩壊しないように自身の魔力回路をティーネに繋げるように)をお願いする。