クルカイ(ニューラルクラウド)
にゅーらるくらうどのくるかい
「教授…?ここではそう呼べばいいんですね?」
オアシスでは、教授と彼女の「二人は特殊な愛称で呼び合っている」といううわさが、まことしやかに囁かれている。もっとも、憶測に過ぎないことではあるが・・・
彼女は教授(プレイヤー)のことを、名前(ユーザーネーム)で呼ぶ。
あくまでテキスト上であり、ボイス上では「指揮官」となっている。
これは、作中で唯一の待遇である。また、『教授への信頼が他者へのそれとは明らかに異なる』との表記も存在し、扱いは別格であると言える。
なお、教授の現実での身分が指揮官であることは、教授自身と彼女しか知らない情報である。彼女自身は、この機密を守るために自身に記憶処理を施すほどに徹底している。にもかかわらずボイス上で「指揮官」と呼んでいるということは、二人きりの状況下であることが推測され、つまりこれが『愛称』なのかもしれない。
教授が彼女を何と呼んでいるのかは定かではない(というより、プレイヤーの数だけ存在する。ぜひ誓約して、愛称をつけてあげてください)。
ネタバレ注意!!
指揮官を返しなさいよ!
彼女が記憶を失っていた理由はクルカイが「416」と「クルカイ」のふたりに分裂してしまったからである。
クルカイは教授と行動を共にしていたが片割れの416の方はピエリデスに赴いた際、謎の花に接触し、エントロピーというウイルスに侵されてしまっていた。
出会ったクルカイと戦闘することになるが、感染した彼女は高い戦闘力と実戦経験の記憶があることから、クルカイに勝ち目はなかった。しかし、教授が戦闘を指揮したおかげで416を倒すことができ、分裂した記憶を取り戻すことができた。
この時の416は度を超えたヤンデレっぷりを見せてくれるので是非一読してほしい。
なお、オアシスに正式加入した後の彼女も、一部記憶を意図的に削除している。その大半は指揮官としての教授に関する記憶であり、機密保持のためである。
彼女は教授の現実での身分を知る唯一のエージェントであるためか、彼女の専属ストーリーには「教授=(プレイヤーが操作する)指揮官」説を強く示唆するものがいくつも散りばめられている。なかでも、とくに印象的なシーンを紹介する。
『
柔らかく、笑みの宿る、聞き慣れた声。
ドレスの裾を手に私と舞踏会へ向かった、あの夜のように。
』
これは、416のスキン、『星の繭』のスキンストーリーのワンシーンを示唆するものと考えられる。そして同ストーリーで、彼女は指揮官のことを最初で最後のダンスパートナーだと言っている。
つまり、彼女とダンスを踊った人物はただ一人しか存在せず、その記憶を教授は有しているのである。
関連記事
親記事
兄弟記事
コメント
pixivに投稿されたイラスト
すべて見るpixivに投稿された小説
すべて見る- ドルフロss
Even if 1,000,000 times again, -β版-
◆本作について 本作を大幅加筆修正した正式版を物理・電子作品として頒布しております。 そのためβ版と本作は改題しております。 序盤の展開は同一ですが、ストーリーはまったく異なるものとなっておりますので予めご了承ください。 正式版ページ https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=2392551 ◆あらすじ ――どこから来て、どこへ帰るのか。 現実から漂流状態にあるマグラシアクラウドより現実世界の帰還を目指して囚われた人形たちを率いて、”教授”の名を得た指揮官は電子世界の戦場を駆けていた。 戦局は当初から大きく変わっている。 クラウド各地で協定を結び、抗体存在・浄化者はもはや敵ではなくなった今、クラウドに蔓延するウイルス・エントロピーへ対処しマグラシアに封じられた陰謀を一刻も早く解明しなければならない。 マグラシアで目覚めた戦術人形クルカイは、自らの記憶に齟齬があることに気づいた。 それでもエージェントとして己の任務に忠実であろうとするが、自分の物ではない記憶が彼女を苦しめる。 これはHK416とクルカイ、一人であり二人でもある戦術人形が選択を下すまでの物語。 ――――― どうも、ぱう課長です。 今回、実装から何としでても書きたかったクルカイを書きました。アナザーシャドウ読んで懐かしい気持ちに突き動かされました。 マイペースでやっていきます!38,622文字pixiv小説作品 少戦Re4新刊「Magrasean Psycho」 -マグラシアン サイコ-
2023年9月24日東京ビッグサイトで行われる少女戦略最前線REVENGE4に参加します。 従順で控えめだったはずのメイド:センタウレイシーが教授♀を監禁、さらに救出に来たオアシスメンバーにライフルを――H&K G36を向け始め……、というお話。アクションシーン多めです。 A5サイズ62ページ。 配布価格500円 東京ビッグサイト西館 Q-13『トツカ機関』で待ってるぜ!15,954文字pixiv小説作品