「偉大なるゼナリス様!」
CV:髙橋ミナミ
概要
グリムとは、『戦闘員、派遣します!』の登場人物である。
グレイス王国のハグレ者部隊に配属されていたところを戦闘員六号に引き抜かれ、戦友のロゼと共に六号の遊撃部隊に参加した。
常時気怠げで結婚願望を拗らせた陰気な性格のお姉さんだが、ロクデナシの六号隊長や守銭奴のスノウ副長に比べれば余程人として真っ当な部類に入る。
不死と災いを司る邪神・ゼナリスに使える大司教で、グレイス王国で開かれるアンデッド祭りを取り仕切っている。
だれからも恐れられる呪い(成功率8割)と、何度でも死者を蘇らせる強い力をもつが、彼氏ができないという根深い悩みがあり、幸せそうなカップルを見ると、嫉妬に狂ってすぐに呪いをかける”駄目な司教”でもある。
ゼナリスの大司教となった経緯もしょうもなく、婚期を逃して自暴自棄になったところで入信してそのまま勢いで出世したらしい。
足元が裸足で普段から車椅子に乗っているが、これは呪いの代償で靴が履けなくなったため。靴下も例外では無く、無理矢理履かせると何と自爆してしまう。
この他にも、アンデッドから不死の力を取り除くと自身の不死の加護も解除されて死んでしまったり、呪いが失敗するとペナルティで自爆する。
死んでも祭壇に体と供物(情念がこもった物品)を捧げれば蘇ることができるためか度々雑な死に方をしており、最早死に芸と化している。ある意味では彼女自身も不死者であるためアンデッドのお仲間である。
家事はこなせてスタイルも良い美人であるので一見すればお嫁さん適性は高いように思われる…が、彼氏のできない最大の要因は職業柄ではなく、重たい愛情を持つが故に性格に難がありすぎるからであると思われる。
初対面時に六号にスカートをめくられた際にはセクハラを制裁するのではなく、責任を取って結婚するよう要求し、絶対に逃さないとまで言った事からもそれが窺える。有り体に言えば地雷女であり、ちょっとでも脈があると思えばすぐに男性に結婚を申し込み、駄目と分かると逆上して相手にしょうもない呪いをかけるなど、非常にタチが悪い。結婚を焦るあまり恋愛という過程をすっ飛ばしていきなり結婚しようとする悪癖があり、余計に男性から敬遠されている。
おまけにこれまでに戦場に送られては雑な扱いをされる事が多かったために人から優しくされる事には滅法弱い。
漫画版第5話の扉絵では婚活誌だけではなく、『ピヨコクラブ』も読んでおり、子育ても見据えているようだ。気持ちは分かるけど、重いよ・・・
専業主婦志望で、金遣いの荒い男性は対象外との事。
復活するまで待ってくれた事やキサラギ製の車椅子をプレゼントされた事から6号とは仲が良く、気軽にケンカし合える悪友となった。
彼女の信仰するゼナリスはこの素晴らしい世界に祝福を!に名前だけ登場したレジーナの姉妹神である。