コナミ・モーニング・ミュージックとは
コナミのアーケード基板・バブルシステムのバブルメモリからローディングされる時に演奏される楽曲。
状況的に、本来はゲームセンターの開店前の電源投入かつ起動準備においてオペレーターくらいしか耳に出来ない曲でありながら、隠れた名曲としてゲーマーの間で広く愛された。アルファレコード社のサントラCD収録に先駆けて、当時のゲーム雑誌“Beep”付録のソノシートにも“バブルシステム・ウォーミングアップ”と言うタイトルで収録されている。
元々この曲はロード中のBGMとして作られた物ではなく、別のゲームで使われる筈だった没曲をバブルシステムのテーマ曲として採用したものである。
なお、バブルシステム本体においてカウントダウンで13から12の辺りで何故か少し間延びする特徴がある(ROM版も同様)。アーケードアーカイブス版はきちんとこの間延び部分まで再現している。グラディウスデラックスパック等は間延びが起きない。
アレンジの数々
後年曲のバリエーションが増え、X68000版「出たな!ツインビー」のローディング曲
「ポップンミュージック」のAC版一部タイトルや他のアーケード作品の電源投入セットアップ時にも流れたり
(このバージョンはMIDI POWER収録版)、ついには「キーボードマニア」および「ノスタルジア」でのプレー楽曲にもなった(ちなみにアーティスト名は「Bubble System」名義である)ノスタルジア版はオルガンアレンジ。
このほかにも「ラブプラス」でのデートイベント「屋外コンサート」でのバロックの夕べでバロック風アレンジが流れる。Morning musicなのに夕方とはどういう事だ?このバージョンはサントラBOX「グラディウスアルティメットコレクション」にも収録された。ちなみに「ラブプラスEVERY」ではオーケストラコンサートでキーボードマニア版のものが流れる。
また、スマホゲーム「ときめきアイドル」の初回ダウンロード時や起動時にもオリジナル版が流れる。2018年リリースの新作ゲームから流れる曲とは思えない一曲を堪能しながら待機して欲しい。