メイン画像では黄色いコンポジット端子を指す。
コンポジット映像信号
コンポジット映像信号とは、映像情報の伝送に必要な情報を全て混ぜ、一組のコネクタとケーブルの組み合わせで送ることが出来るようにした規格。
配線が単純で済むことや強固な同軸コネクタを採用している点で無茶な扱いをしても故障しにくいため、
販促用ビデオデッキなど抜き差しの多い用途でよく使われる。
欠点は情報を混ぜて伝送することによる画質の劣化。
特に、フォントサイズの小さい字幕や画数の多い漢字などが表示されると潰れて識別できなくなることが多い。
当然視力にも悪影響を与えるため、このような映像ソースを視聴する際にはより上位のS端子やコンポーネント(D端子)を利用することが望ましい。
また、RFスイッチはモノラル音声信号も混ぜてアンテナケーブルで伝送している。
コンポジット端子
コンポジット端子はアナログ伝送を行うものとデジタル伝送を扱う「SDI」に分かれているが、一般にはアナログ映像信号用として認識されている。
黄色いピンプラグでお馴染みの民生用コネクタがアナログ映像用である。
SDIはロック機構を有しており誤って抜けないBNCコネクタが採用されている。
前述の画質低下はSDIでは発生することはない。
SDIは比較的安価なコンバーターを通してやれば容易にHDMIに変換できるため、
本来の映像制作に限らず趣味で業務用ディスプレイを所持しているユーザーからもこの端子が重宝されている。