概要
ダグダの部下だった元山賊。8章外伝のボスを務める。いかにもやられ役の山賊といった風貌で非常に弱そうだが、意外にもステータスは高めである。自称「不死身のゴメス様」。
ダグダと共に山賊として略奪を行っていたが、エーヴェルにしばかれたことで親分共々改心し、農作に励むようになる。しかしどれだけ土地を耕しても成果が挙がらないことに不満を募らせ、ダグダの留守を機に仲間達に働きかけて略奪を再開する。
大半の仲間がゴメスに賛同したようで、屋敷にて略奪に反対するダグダ親子と対立し、数の暴力で追い詰めようとする。しかしリーフ軍が加勢に来たことで劣勢となり敗北する。
反乱の理由
一見すると単なる”やられ役”なのだが、撃破時の台詞と、章クリア時のリーフとアウグストの会話が非常に印象的で、ここから彼が反乱に至った経緯が読み取れる。特に後者はある意味トラキア776を象徴するシーンとなっている。
撃破時の台詞
[ ゴメス ]
ダグダおやぶん すまねぇ・・・
このままではみんな飢え死にしちまうんだ・・・
リーフとアウグストの会話
[ リーフ ]
ダグダはかわいそうだ
どうして彼らはまじめに働けないんだろう
[ アウグスト ]
働きたくとも土地がないのです
あのものたちの多くはトラキア農民の子どもでしょう
小さいときに捨てられてやむなく山賊になった
そうでもしなければ生きてゆけないということです
(中略)
南トラキアは国土のほとんどが険しい山
土地はやせ気こうもきびしい
農民は死にもの狂いで働いているがそれでも食べてゆけない
みんな飢えて死ぬか一人、二人をすてて生き残るか
王子 これは理屈ではない トラキアの現実なのです