概要
海釣りをする人なら一度は見た事があるであろう、群れを成して行動するストライプ模様が特徴的な魚。海に生息しているが、これでも立派なナマズの仲間。
この行動は『ゴンズイ玉』と呼ばれ、主に幼魚の時に、巨大な塊となって外敵から身を守る。そのあまりのスケール故に海面からも結構目立つ。このゴンズイ玉は、同じ親から生まれたきょうだい達で形成されており、別のゴンズイ玉と遭遇しても合流してより大型化する事は無い。
夜間には磯や防波堤周辺を回遊する為、結構な確率で釣られる。しかも、背ビレと胸ビレに激痛を引き起こす毒針を持っている為、釣られても歓迎されず、外道扱いされる事が多い。死んでも毒は残る為、放置された死体は不用意に触らないほうが賢明だろう。
こんな生態を持っているが、見た目は意外と可愛らしい。
かといって、食べられないかと言われればそうではなく、毒針さえ取り除けば、白身魚として食す事が出来る。(ちなみに加熱すれば毒針の毒は抜ける。)
料理法としては味噌汁や蒲焼き、寿司などがあり、味は結構美味しい。
しかし、上述の生態の通り、あまり市場に出回る事は無い。興味がある人は釣って食べるのが一番手っ取り早い。
害魚と言われる事もあるが少なくともサンフィッシュ科の様な
「いるだけで環境を破壊し、人に何のプラスも与えない」程ではない。