概要
魔界に住む夢魔。サリが書いた脚本を相棒の魔界羊・ルルが食べ、その通りの夢を見せ(見せられた本人に事実と思い込ませることもできる)記憶を操作する。夢の脚本の能力は、古代文字等サリ自身が読めない言語を写しても有効で、2千年前の王家の秘密を解く際に大活躍する。
最初は人間の姿で登場。江藤蘭世に真壁俊をあきらめさせて蘭世自ら魔界に来たがるようにするアロンの企みで、俊の幼馴染・吉岡沙梨として蘭世達のクラスに転校してくる。
何度も夢を見させることで、俊の記憶を捏造して、徐々に俊はサリと恋仲になっていく。その様子を見た蘭世は俊をあきらめて魔界に行こうかとその気になりかける。
サリの一件で蘭世は神谷曜子とも一時的に仲良くなるが、曜子から小学校の担任が吉岡沙梨という生徒はいなかったと言っていたことを聞いたことや、アロンの計画を知っていた江藤望里が俊の夢に入るように遠回しに与えたヒントをきっかけに、蘭世はサリの素性について調べて、アロンの計画が露呈した。
蘭世がサリに変身しているときに俊に夢を見せずに脚本を破いて涙を流した純粋さや、計画が失敗したことを怒るアロンから自分をかばう姿を見て、サリは蘭世に好意を持ち、お詫びとして蘭世が俊とデートをする約束をしたという夢を見せて魔界に帰った。
後に夢魔としての魔力を使い、何度も蘭世たちに協力する。
第3部では、死神のジョルジュと結婚。夢のエキスパートとして、愛良たちがなるみの延命のため「夢幻の砦」に行く手助けをした。