サヴィニアン・ド・シラノ・ド・ベルジュラック(Fate)
ふぇいとのしらの
真名 | シラノ・ド・ベルジュラック |
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クラス | 不明 |
性別 | 男性 |
出典 | 史実、戯曲『シラノ・ド・ベルジュラック』 |
地域 | フランス |
ILLUST | けーしん |
※ このプロフィールは本百科の推測であり公式によるものではないため注意。
『Fate/Grand Order』にNPCとして登場するサーヴァント。
2024年ホワイトデーイベント『シャルルマーニュのモンジョワ・騎士道!』に登場する。
エドモン・ロスタンの戯曲『シラノ・ド・ベルジュラック』の主人公である。
特異点となった劇場に召喚されたが、霊基数値の低い幻霊として現界したため、影絵のようなシルエット状の姿になっている。ちゃんと召喚されればセイバークラスらしい。
戯曲の主人公ではなく、モデルとなった史実の「シラノ・ド・ベルジュラック」である。
フランスの作家であり剣術家、詩人や哲学者以外にも、物理学者、音楽家であったりと数多くの経歴を持っている。
三十年戦争時代の1619年にパリで生まれ、サン=フォルジュの司祭宅で育った。10歳になるとリジュー学院に入学し20歳で学園を出る。その後、友人であるアンリ・ル・ブレと共にガスコーニュの青年隊に入隊。しかし重症を負ったことでわずか1年で隊を去り、回復後に剣術を習った。ル・ブレの語るところによれば、「100人を相手にし、2人を殺し7人に傷をつけた」とか。
また、この頃から物理学や哲学を研究するようになり、文筆家生活を送るようになる。彼の生前の代表作としては悲劇「アグリッピーヌの死」や喜劇「担がれた衒学者」などが挙げられる。しかしルイの館で落ちてきた木材で頭を強打し、ル・ブレと共に介護を受ける。
そして1655年7月に梅毒が原因で36歳という若さでこの世を去った。
その後、彼が遺していた代表作「月世界旅行記」はル・ブレによって出版されたという。
一人称は「俺」。
ナルシストな性格で、ノリも良い。
生前詩人であったこともあり、どこかユーモアのある言い回しをするのが得意。
姿は影のみの登場なのでシルエットでしかわからないが、帽子をかぶっていたりマントを羽織っていたりとフランス騎士のイメージまんまな姿をしている。そして何より、シルエットでもわかるくらい鼻が長い。これは史実通りの特徴で、彼の数少ないコンプレックス。