概要
少年ジャンプ+でインディーズ連載されていた漫画作品。
元々はジャンプルーキー!に2022年6月7日から掲載された作品で、同年7月の連載争奪ランキングで1位を獲得し、2023年2月8日から少年ジャンプ+での連載が始まった。
2023年11月1日更新の第20話で完結。
作者はRyu Genkei。
トルコに住んでいるらしく、ジャンプルーキーに掲載されていたころはセリフの日本語がかなり怪しかった。
あらすじ
磯部家の末息子磯部太一郎は子供のころから家族に無能と蔑まれ、屋敷から一度も外に出ることなく過ごしていた。
外の世界に憧れ家を飛び出した太一郎はあてもなく走り続け、森の中にたどり着くが、巨大な怪物に襲われてしまう。
彼を助けたのは魔物狩りを生業にする男マイロ・ボケリー。
初めて外の世界に触れた太一郎の運命が、少しずつ動き始めていた。
登場キャラクター
磯部家
- 磯部太一郎(いそべ たいちろう)
主人公。17歳。
家族から無能と蔑まれ、家の中に閉じ込められて過ごしてきた。後に、これは周囲から秘匿するための処置であったことが明かされる。
世間知らず。
- 磯部竜星(いそべ りゅうせい)
太一郎の兄。20歳。
ガラが悪く、家族の中でも特に太一郎への当たりが強い。意外にも慎重派な一面もある。
- 磯部海(いそべ かい)
太一郎の兄。22歳。長い黒髪が特徴。
レベルの低い依頼を拒否するなど、傲慢な部分がある。
戦闘では符を使った召喚術を得意とする。
- 磯部朝意(いそべ あさい)
太一郎の姉。22歳。
家族の中では唯一太一郎に優しく接するが、それゆえに悲劇を招いてしまう。
- 磯部良一(いそべ りょういち)
太一郎の父。現在の家長。
- 磯部丘先(いそべ おかざき)
太一郎の祖父。
- 磯部ガキ
数百年前の祖先。かつて圧倒的な力で世界を統治した「ザオ家」の一人。
暴走の末に処刑されたとされ、ザオの名も闇に葬られた。以来磯部家は「忌まわしき血族」と蔑まれている。
トルトゥーガ一味
- トルトゥーガ
五家の宴を襲撃した組織のボス。五家を滅ぼし世界の王となるために、太一郎の体を使ってガキの復活を目論んでいる。
本名は紅丸。
- 石田カズシゲ
トルトゥーガの右腕。宴の襲撃メンバーのまとめ役。
偽名らしい。
- アブレウス
トルトゥーガがその身に宿す悪魔。かつて神に裁かれ封印された。
その他
- V(ブイ)
ガキを操るのに必要だとしてトルトゥーガに雇われた男。実はダリルたちの仲間で、スパイとして活動していた。
- ダリル・デ・ブアデ
ナラチ地方北部のマウンテンシティ領主の長子。
トルトゥーガたちの襲撃事件により妊娠中の妻ロゼールとお腹の子を喪い、報復を誓う。
- マイロ・ボケリー
11歳の太一郎の前に現れた謎の男。彼に戦い方やオーラの使い方を指導する。