概要
バルト神話(リトアニア神話)に登場する蛇の精霊あるいは蛇神。ザルチュスと表記される事もある。
無毒な緑色の蛇で、豊作や家畜の多産をもたらすとされ、この蛇に出会う事は結婚や出産の予兆だといわれている。
太陽神にして主神である女神サウレから寵愛を受けており、その為、この蛇を殺す事は冒涜とされたという。またサウレがこの蛇が死んだのを見て流した涙が、木苺などの赤い実になったのだといわれている。
なお善悪を監視する役目も担っており、良くない行いをする様な者がいる家からは立ち去ってしまい、恩恵を失ってしまうとされている。