シノアリス×グリムノーツ
しのありすかけるぐりむのーつ
暴力の赤ずきん
開幕:“赤ずきん”の想区に突如現れた、「暴力の赤ずきん」を称する少女。猟師や、黒ずきんすら圧倒する力をもって、赤ずきんを殺めようと刃を振るう。そこに、想区の異変を感じ取った一行が駆けつけ、両者は戦闘となる。
終幕: 敗れてなおも戦いをやめようとしない「暴力の赤ずきん」に、突如現れた、“シノアリス”の想区から来たというスノウホワイトがとどめを刺す。一行はキュベリエの元に向かい、事情を聞く。本来ならありえない“シノアリス”の想区との接触が、他の想区に影響を及ぼしたことが告げられる。事情を知った一行は、混乱を収拾すべく、行動を始める。
卑劣のシンデレラ
開幕:“シノアリス”の登場人物の一人、「卑劣のシンデレラ」の襲撃を受ける“シンデレラ”の想区。抵抗する騎士リヨンやフェアリー・ゴッドマザーであったが、襲い来るヴィランの大群を前に窮地に立たされる。そこに、駆けつける一行。シンデレラを守るため、「卑劣のシンデレラ」と戦う。
終幕:一行は「卑劣のシンデレラ」に勝利する。しかし、「卑劣のシンデレラ」はその呼び名の通り、気を失ったふりをして、油断したシンデレラに襲いかかる。隙を突かれた一行であったが、それを見逃さなかったスノウホワイトによって、「卑劣のシンデレラ」は殺される。
束縛のアリス
開幕: 次の想区に赴く前に、エクスはスノウホワイトと話す。自分の「正義」に迷っているのではないか、誰かを殺すことでしか終われない戦いに、疑問を抱いているのではないかと問い掛けるが、スノウホワイトはその問い掛け自体を拒絶する。そして一行は次に“アリス”の想区に向かう。そこには、怪物ジャバウォックをたった一人で倒し、さらに一行に襲いかかろうとする、「束縛のアリス」の姿があった。
終幕:「束縛のアリス」に勝利した一行。敗れてなおもあきらめない「束縛のアリス」に、スノウホワイトは引導を渡そうとする。だがその前にアリスが現れ、それを止める。しかし、アリスはアリスではなく、彼女の姿を借りた何者かであった。その何者かによって告げられた真実。スノウホワイトは、自らの理想を叶えるために、他の“シノアリス”の登場人物たちを抹殺する必要があったことがあきらかになる。
正義のスノウホワイト
開幕:スノウホワイトを追って、“シノアリス”の想区に向かう一行。そこで、彼女の企みの全貌を知る。スノウホワイトは、「キャラクターズ」と呼ばれる、自分たちの世界の者たちを、こちらの世界の同名の者と潰し合わせることで、効率的に彼らの命を奪い、自らの理想「主の復活」を叶えようとしていた。共闘を拒む一行に、スノウホワイトは自らの「正義」にかけて、排除を行おうと迫る。
終幕:一行はスノウホワイトに勝利する。自らを倒した以上、“シノアリス”の想区の条理に基づき、自分を殺せと、スノウホワイトは告げる。しかし、エクスは自らが『空白の書』の持ち主であると返し、その選択を拒絶する。その結果、スノウホワイトは自害を選び、騒動は最悪の形で終結する。その後『調律』が施されるも、一行にできることはなにもなかった。
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