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序幕編集

ある国にアラジンという少年がおりました。

アラジンはとても怠け者で、働きもせず、そのせいで

いつも母親を困らせてばかりいました。

そんなあるとき、アラジンは悪い魔法使いに騙され

とある洞窟に閉じ込められてしまいました。

途方にくれたアラジンでしたが、洞窟の奥で魔法の

ランプを手に入れました。アラジンが何気なく

ランプをこすると、中から魔人が現れました。

魔人はアラジンにこう告げます。

「私はランプの精霊です。あなたの願いをなんでも

叶えてさしあげましょう」

こうしてアラジンはランプの精霊の魔法で、洞窟を

脱出しました。その後、街へ戻り、精霊の力で次々と

望みを叶えていったのです。ところが…

ストーリー編集

砂漠の悪童Ⅰ編集

開幕:雪山から打って変わり、新たにやってきた想区の舞台は砂漠。太陽が照りつける砂漠に、バテバテになるレイナだが、そこへ謎の少年アラジンが水を持って近づいてくる。シェインたちの警戒をよそに、あっさりと水の誘惑に屈したレイナは水を受け取ってしまうが、その直後、いきなりアラジンは立ち去り、入れ替わるようにしてヴィランが現れる。アラジンの策略により、ヴィランたちを押しつけられてしまった一行は砂漠での戦闘を強いられてしまう。

砂漠の悪童Ⅱ編集

終幕:自分の策略がうまくいき喜ぶアラジンだったが、ヴィランを倒した一行に追いつかれる。怒りに燃えるレイナは強烈なビンタをアラジンに浴びせるが、逆にそれがきっかけでアラジンから一方的に惚れられてしまう。強引な誘いに乗せられるまま、一行はアラジンとともに砂漠の都へと向かうことに。

アラジン・ヒストリー編集

開幕:一行はアラジンから、どんな願いも叶える魔法のランプの話を聞かされる。一度はランプの精の力で大金持ちになったアラジンだが、皇帝に魔法のランプを奪われ、さらに砂漠へと追放されてしまったのだ。もしもランプを手にしたらどんな願いを叶えたいか話す一行だが、そのときレイナは、ある『魔法使い』を見つけて欲しいという願いを口にする。多くを語らないレイナだったが、その『魔法使い』に彼女は強い憎しみを向けるのだった。

終幕:夜の砂漠、レイナが過労で倒れてしまう。ひとまずレイナが回復するまで野宿しようとする一行だが、一刻も早くカオステラーを止めようとするレイナは、先を急ごうと焦りを見せる。仲間たちの説得を受けてどうにか眠りにつくが、なぜレイナがここまでカオステラーに執着するのか、アラジンは疑問を口にする。するとタオはレイナの過去について話しだす。

その昔、レイナは自分の想区をカオステラーに滅ぼされていた。レイナにとって、カオステラーは仇だったのだ。

レイナ・ヒストリー編集

開幕:もともとどこかの想区のお姫様だったというレイナだが、あるときレイナの暮らす想区のストーリーテラーはカオステラーへと変わり、そのまま想区も崩壊してしまった。そのために彼女はずっとカオステラーを追う旅を続けていたのだ。

レイナの過去の一端に触れ、エクスは驚きを隠せない。カオステラーがなにかをわかっていないアラジンもまたレイナのために一肌脱ぐと意気込むが、そこへ新たなヴィランたちが襲いかかる。

終幕:レイナを守り切った一行は、疲れ果ててそのまま眠りにつく。まだ起きていたエクスとアラジンは、お互いの力を認め合い、親交を深めるのだった。

翌朝、体調も回復したレイナが目を覚ます。そして自分を守るために夜通し戦い、眠りについた仲間たちの姿を見て、レイナはひそかに感謝を告げるのだった。

魔法使いは運命をあざ笑う編集

開幕:洞窟に入った一行は水が湧いている場所を発見し、ひと休みする。一人で水を汲むエクスだったがそこへドン・キホーテの想区で出会ったあの吟遊詩人が現れる。なぜか『調律の巫女』を知る吟遊詩人に警戒するエクスだが、駆けつけてきたレイナは吟遊詩人を見て驚きをあらわにする。するとロキと名乗った吟遊詩人はヴィランたちを召喚し、自らを『魔法使い』だと形容した。彼こそが、レイナの追っていた『魔法使い』だったのだ。

砂漠に散りし運命編集

開幕:ロキの繰り出すヴィランと戦い続ける一行。レイナによれば、ロキはカオステラーを生み出す能力を持っているらしい。レイナの想区を滅ぼしたのも、いままでのカオステラーもすべて、ロキが生み出していたのだ。

メガ・ヴィランまでも召喚しながら、愉悦の表情を浮かべるロキにレイナは激しい怒りをぶつける。

終幕:レイナを『お姫様』と呼び、揶揄し続けるロキ。苛立つレイナは隙を突かれ、ヴィランに背後を取られてしまう。レイナを殺さんとするヴィランの爪。だが、それを寸前でかばったのはアラジンだった。致命傷を負ってしまったアラジンは自分の運命に満足し、息を引き取ってしまう。

ロキは、カオステラーとなった皇帝とともに宮殿で待つと宣言し、不気味な笑いを残して、その場を立ち去る。残された一行はただ、悲しみに打ちひしがれるのだった。

胸に刻みし悔恨Ⅰ編集

開幕:宮殿のある都へ近づく一行。アラジンを失った悲しみと、ロキへの怒りを押し殺しながら、地平線の向こうにある都へ歩を進めていく。

胸に刻みし悔恨Ⅲ編集

終幕:砂漠の夜、寝つけずにいたレイナとエクスはアラジンのことについて話す。『調律』でもとに戻せるのは、カオステラーによる歪みのみ。人の死そのものを戻すことはできない。そのため、この想区を『調律』してもアラジンを生き返らせることはできないのだ。ストーリーテラーの残酷さを説きながら、レイナはもう休むように諭す。それでもエクスは納得ができない。アラジンを生き返らせるために、エクスは魔法のランプを取り返すことをひそかに決意するのだった。

宮殿の魔法使い編集

開幕:宮殿にたどり着いた一行を、待ち受けていたロキ。カオステラーの『調律』を行えば、一行が会ったアラジンの存在はなかったことにされるのだと揺さぶりをかけるが、すでに覚悟を決めていたレイナは動じない。それを見て、ロキは揶揄するのを止めて、ふたたびヴィランを召喚する。

ひとりの少年の結末編集

開幕:ヴィランでは一行を止められないことを悟ったロキは、あとをカオステラーに取り憑かれた皇帝に任せて立ち去る。追いかけようとするエクスだが、レイナはカオステラーの『調律』を優先し、皇帝と対峙する。ランプの精を操る皇帝との戦いの行方は…

終幕:皇帝を倒し、エクスは魔法のランプを手にする。だが、魔法のランプは先の戦いで限界が来てしまい、砕け散ってしまう。アラジンを生き返らせるチャンスは失われた。そしてエクスの制止を振りきり、レイナはカオステラーの『調律』を行うのだった…

『調律』が終わり、想区では見知らぬ少年が新たなアラジンとして振舞っていた。この世界の残酷さを垣間見ながら、エクスはアラジンを忘れないことを心に誓うのだった。


前回メインストーリー「雪の女王の想区
次回キャラクターイベント「プリンスキッス・エフェクト

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