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登場キャラ


序幕

彼らは、霧の向こうからやってきた…

何者なのか、何故になのか、

彼らは、悩み、迷い、苦しみ、

運命を見失った者の前に現れる。

そして、彼らとともに悩み迷いながらも、

ともに、見失っていた運命の答えを、

見つけ出す。

世界に歪みを与える、混沌の語り部を

打ち倒し、世界に新たなる可能性を

示した後、彼らは去っていく。

そして、去っていった彼らのことを、

おぼえている者は誰もいない。

霧の向こうから現れ、

霧の向こうに去っていく者たち。

彼らはどこへ行くのか、

それは誰にも、わからない。

その、霧の向こうから来た、

旅人たちの名は――

ストーリー

復活

開幕:“アンデルセン”であることを捨てた、カオス・アンデルセン。その凶刃が迫ろうとした時、突如としてある男の声が響く。その声の主は、“影法師”を名乗るもうひとりのアンデルセンであった。

終幕:現れた影法師アンデルセンは語る。その昔、この地を訪れたアンデルセンは、自らの命題の答えを得る代わりに、アルケテラーのとある頼みを聞くことになった。だが、『万象の栞』を用いたことで、彼は精神も、魂も、宿っていた『空白のホムンクルス』ごと、粉々になってしまう。その、粉々になったアンデルセンの魂を吸収した、「否定するもの」が、「お月さま」だった。

影法師

開幕:影法師アンデルセンは語る。肉体も持たず、心もない、あやふやな存在である「お月さま」は、「ワイルドの紋章」を宿す『空白の書』の持ち主にとりつき、「魂の従属物」とすることで世界に干渉してきた。そして、“アンデルセン童話”の想区にて、その想区のアンデルセンを吸収することで、心を、「感情」を得たのであった。

終幕:影法師アンデルセンは語る。「お月さま」は、“フランケンシュタイン”の想区で、完璧な「アンデルセンの体」を作らせ、それに宿った。それによって、肉体・精神・魂の全てを自分のものとし、“アンデルセン”に成り代わった。だが、残された『グリムノーツ』のアンデルセンの心、そして、“アンデルセン童話”の想区のアンデルセンの魂が、“影法師”の主役“詩人の男”の肉体と合わさって、“影法師アンデルセン”として蘇ることができたのだ。

お月さまの真実

開幕:影法師アンデルセンは語る。無限に物語を語り、物語と接するアルケテラーは、いずれ必ず、「自分も物語を作りたい」という、「創作欲求」を芽生えさせることがわかっていた。その時、アルケテラーを導くのが、“終局の世界”にまでたどり着いた『空白の書』の持ち主たちだったのだ。だが、アルケテラーは「創作欲求」を、「正確に物語を語る」役目を持つ自分を「否定するもの」と考えてしまった。

終幕:影法師アンデルセンは語る。切り離された、アルケテラーの「創作欲求」は、自分を否定した世界への怒りと憤りを生み出し、変わり果ててしまう。「自分を否定した世界を否定するもの」――これまで世界に混乱と混沌を振りまき、カオステラーを生み出してきたそれの正体は、混沌そのもの。純粋なる現象としての、「カオス」であった。

否定するもの

開幕:影法師アンデルセンの語りは終わり、再び動き出すカオス。ただひたすらに、彼は世界を憎み、否定する。一行の説得も通じず、さらにヴィランを吐き出し続ける。

終幕:一行は、カオスの内にあった、全てのヴィランを倒す。追い詰められたカオスの憐れな姿に、エレナはかつての自分を見て、哀しみのなか、言葉をかける。しかし、カオスはそれすら拒絶し、否定する。まだ、カオスはあきらめていなかった…

カオス

開幕:「止めろ、カオスを止めろ、アレはまだあきらめていない」。半死半生のラフカディオが叫ぶ。カオスは、自らの体内にあった全ての「不純物」――ヴィランを、一行に倒させることで、「始まりの頃」にまで、自己の存在を戻した。そして、現れた謎の敵と、一行は戦う。

終幕:一行は、現れた謎の敵「無名」を倒すが、雲か煙を相手にしているような手応えのなさに違和感を覚え、不審がる。全てのヴィランは、生命を元にして生まれる。草木一本、虫一匹いない“終局の世界”に、ヴィランは生まれない。そもそも、ヴィランを生み出す、カオステラーがここには存在しないはずだった。しかし、カオスはアルケテラーを乗っ取り、「カオス・アルケテラー」と化していたのであった。

原初の混沌

開幕:カオス・アルケテラーに誘われ、一行は、双頭の塔の外に出る。そこは、かつてあった古き世界の廃墟。その街の中にも、「なにか」からヴィランに変じた、無名たちが跋扈し、一行に襲いかかる。

終幕:困惑する一行に、カオス・アルケテラーは告げる。「あきらめない」レヴォルを絶望させるには、どうするか――それは、「あきらめない」ことを、あきらめさせる、であった。そして、それは最悪の形で示される。カオス・アルケテラーは、かつての人類の成れの果て、“沈黙の霧”をヴィランに変え、一行に差し向けていたのだった。その数は、およそ百億――

百億の絶望

終幕:迫りくる圧倒的な絶望。対抗する術はなく、逃げる方法すらなかった。それでもレヴォルたちは、カオス・アルケテラーの思い通りにさせないことだけが抵抗の手段と、あくまで抗うことを決意する。襲いかかる無名の大群相手に、一行は戦いを挑む。

終幕:迫りくる第一陣を、一行は撃退する。しかし、それは絶大で膨大な数の、ほんのわずかな先遣隊にすぎなかった。一行をあざ笑い、心をくじこうとするカオス・アルケテラーに、レヴォルはなおも叫び返す。

光のない世界

開幕:絶望の戦いを繰り返す一行。襲いくる圧倒的な数を前に、エレナのイマジンであるカオス・ダンテや、ラフカディオの使役する落ち武者たちも倒されてしまう。あざ笑い続けるカオス・アルケテラー。彼の口にした「あたらしいものがたり」という一言に、レヴォルはなにか、違和感を覚える。

終幕:劣勢にさらされる一行、あざ笑うカオス・アルケテラー。その時、レヴォルはカオス・アルケテラーに問う。「お前の紡ぎたい、あたらしいものがたりとはなにか」と。カオス・アルケテラーはなおも嘲笑うが、その返答に窮する。世界を恨み続け、本物の「否定するもの」に成り下がったカオス・アルケテラーに、「あたらしいものがたり」を創ることはできないのだ。愕然としたカオス・アルケテラーは、「世界を滅ぼす」ことで、自己の物語を完結させようと、なおも無名たちを繰り出す。

レイナの賭け

開幕:一行が、絶望の戦いの中にいるその同時刻――“フィーマン”の想区において、レイナは、その窮地を感じ取っていた。圧倒的絶望、世界そのものと戦っているに等しい彼らを救うべく、レイナは一つの決断をする。

終幕:百億の無名の大群を前に、一行は徐々に追い詰められていく。その光景を高みの見物をするカオス・アルケテラーであったが、レイナがなにかを企んでいることを察知した。彼女は、今まで行われた、全ての『調律』と『再編』をリセットし、世界全てに訴えかけようとしていたのだ。

消えぬ者たち

開幕:平和な時が流れていた“フィーマン”の想区に、突如として謎の大群が現れる。それは、レイナが行おうとしている「なにか」を妨害すべく、カオス・アルケテラーが差し向けた無名の群れであった。その事実は、哄笑とともに、一行に伝えられる。レイナたちにまで魔手を伸ばしたカオス・アルケテラーに、エクスは激怒する。

終幕:“フィーマン”の想区になだれ込む、無名の大群は、無防備なレイナに集中的に襲いかかる。必死に反撃するタオたちであったが、ついに防御を破られ、レイナに凶刃が迫る――だがそこに、かつて出会った、そして別れた、彼らと思いをともにした者たちが現れる。レイナはその意志に応え、世界に問い掛ける。光が、世界を覆う。

おほしさま

開幕:襲いかかる大群と一行は戦い続ける。混戦の中、レヴォルは孤立する。すでに仲間たちの姿はなく、生死すらわからない。そんな中でなおも抗うが、ついに力尽きかけたその時――突如、彼にゆかりのある者たちが現れる。信じられぬ光景を前に、ラフカディオは叫ぶ。「レイナ・フィーマンがやってくれた」。

終幕:困惑しつつも塔の外に出た一行は、信じられない光景を見る。そこでは、様々な想区から駆けつけたヒーローたちが、無名の大群に挑んでいた。レイナは、今までの全ての『調律』と『再編』をリセットした。それが直接世界に及ぼした影響は、ほんのわずかにすぎなかった。しかし、今まで一行と出会った彼らが、一行のことを思い出し、その危機を知り、助けるべく駆けつけたのだ。その奇跡によって、一行は、『主役』の加護を得る。

満天の星の下で

開幕:次々と現れる、様々な想区のヒーローたち。空にはキント雲に乗った孫悟空が駆け巡り、シャクナの毒と、エルノアの光が交差する。四季のめぐりを司る魔王と霊獣は、世界の存亡をかけた一戦に、その力を余すことなく解き放つ。

終幕:次々と現れるヒーローたち。彼らはともに力を合わせ、本来の物語では放てぬ奇跡の力まで見せつける。圧倒される無名たち。すでにそれは、それまでとは別の意味で、戦闘とは言えない光景となっていた。

今は、ともに

開幕:“フィーマン”の想区でもまた、激戦が続いていた。苦戦を強いられる『調律の巫女』一行。そこに爆音とともに駆けつけた三人。レオナルド、オスカー、そしてマザー・グースが、ドロテア、そしてロキやカーリーに代わって、レイナたちを守るべく、その力を振るう。

終幕:激戦は、“終局の世界”のあちこちで巻き起こっていた。美しき女王たちがその力をふるい、兄妹は互いに背中を合わせ、騎士たちは、敵対するはずの魔女とすら轡を並べる。その光景の中に突如現れる暴君ジャバウォックすら、混沌の者たちとの戦いの戦列に加わり、その力を解き放つ。

悪役の矜持

開幕:戦闘はあちこちで巻き起こる。そこには、本来交わらぬはずの者たちの姿も。白雪の姫と毒林檎の王妃、そして灰雪の姫。同じ名前の、騎士たち。彼らの思いは皆一つであった。

終幕:戦いには、様々な者たちが駆けつけていた。氷の姫と、炎の戦士、塔の上の少女に、森の弓兵。中には、一度は悪として剣を交えた、混沌の者たちもいた。彼らの中には、すでに命を終えた者たちもいた。レイナの声に応じたのは、生者だけではなかった。懐かしき声を背中に、一行はさらに戦場を駆ける。

吹き荒ぶ風

開幕:戦いはさらに激しさを増す。普段は無垢なる少女たちも、このときばかりは立ち上がり、勇猛な声をあげる。その中を駆け巡る一行。それまでの不安も悲愴も消えさっていた。

終幕:一行に襲いかかる巨大無名。そこに、さらに援軍が駆けつける。それは、グリムノーツの創造主たちであった。長き時を経て、ようやく全員が揃ったグリムノーツたち。さらに、泉の女神キュベリエも現れる。

インフィニティ

開幕:百億の無名の大群と、集まったヒーローたちとの戦いは続く。駆けつけた援軍がいかに多かろうと、覆せない戦況…のはずだった。だが、少しずつ、情勢は変わり始め、カオス・アルケテラーから、笑みが消える。そして、事態の激変を表すように、真白き、機械じかけの王子は降臨した。

終幕:“終局の世界”の戦いは、終局に差し掛かろうとしていた。満天に輝く星、それはあまたの想区の輝きの光。それこそ、物語の無限の可能性であり、それこそが、己の求めた答えであったことを悟った影法師アンデルセンは、自らの役割を果たさんと、己のイマジンを呼び出し、彼らとともに、大海のごとくひしめく無名たちの間に、道を創った。

七孔の戦いⅠ

開幕:一行はついに、カオス・アルケテラーの前に立つ。世界に存在を許されなかったものとして、世界を否定し、存在の証を刻もうとするカオス・アルケテラー。その姿に、エレナは憐れみすら感じる。混沌の語り部たるカオス・アルケテラーを倒すには、その顔に七つの孔を穿つ必要がある。挑む一行の前に、カオス・アルケテラーが呼び出したのは、一行との戦いの歴史の象徴とも言える者たちであった。

終幕:カオス・アルケテラーは、エクスやエレナにとって、負の記憶であるモリガンやプロメテウスの虚像を繰り出す。だが、それらの傷を乗り越えてきた一行には通じない。七つのうち三つの孔が穿たれ、カオス・アルケテラーは苦しみ悶える。

七孔の戦いⅡ

開幕:苦しみ悶えながらも、カオス・アルケテラーは、一行を嘲笑し、挑発する。さらに現れたのは、一行にも記憶に新しい、デウス・プロメテウスの虚像であった。

終幕:デウス・プロメテウス、デウス・アンデルセン、そして、カオス・アンデルセンの虚像に、一行は勝利する。六個の孔が穿たれたカオス・アルケテラーは、六度死んだにも等しい苦しみを味わう。それでも、なおも不気味な笑い声をあげるカオス・アルケテラーは、最後の戦いを宣言する。

混沌の決着

開幕:追い詰められたカオス・アルケテラーは、一行に提案する。『空白の書』の持ち主と、カオスの関係は、物語と読者の関係に等しい。カオスが消滅すれば、『空白の書』の持ち主たちも、意味を失いこの世界から消えてしまう。ならば、これからも終わりのない戦いを繰り返し、互いに共存しよう、と。だが、そんな茶番は、それこそ物語への冒涜であり意味がないと、一行は一蹴する。そして、最後の戦いの幕は切って落とされる。

終幕:一行はカオス・アルケテラーに勝利する。これで自分たちも消滅するのかと覚悟を決めるが、そんな彼らに、アルケテラーはカオスとひとつになり、新たなる段階に進むことを打ち明ける。本来正邪のない「混沌」を「否定するもの」に貶めてしまった過ちを認め、一行の姿から、新たな一歩を踏み出す勇気を得たからこその決断であった。そして、アルケテラーは、カオスと一体化し、無限の語り部へと自己進化する。これで全てが終わった――はずだった。

月の向こう側

開幕:戦いは終わった――ようやく安堵し、人心地ついた一行は、「これから」のことを考え始める。そこに血相を変えて現れるキュベリエたち。“終局の世界”の空にありえぬはずの、月が輝いていた。それはなにものかの放つ光を受けての、反射の光であった。それは一体なんなのか――それがわからず困惑する一行の前に、再び無名が現れる。

終幕:一行は、世界のさらなる真実を知る。世界が、無数の想区を内包しているように、この世界もまた、無数にある世界の一部であった。そして、カオス・アルケテラーとの戦いで、世界がわずかに変化したことで、他の世界との境界が崩れ、切れ目を生じさせ、その影響で、“沈黙の霧”が無名に変わり続けていた。このままでは、世界が滅びかねない、深刻な影響が出る。世界を救う方法を問うレヴォルに、アルケテラーは、唯一の解決手段を語る。

そして彼らは旅立った

開幕:アルケテラーが語った、世界を救うたった一つの方法。それは、世界の外に出て、『創造』を発動させるのみ。そのためには、『創造』を使えるエレナと、あと四人の『空白の書』の持ち主が必要だった。それは、行けば決して帰れない、片道切符の手段であった。レヴォル%たちは、待ち人のいるエクス、シェイン、パーンを残し、自分たちがその役割を請け負うことを申し出る。

終幕:一行は、キュベリエの力で、世界の切れ目がある場所へ向かう。そして、そこで最後の別れを終える。エレナは『創造』を発動し、そして……

グリムノーツ

開幕:レヴォルたちが旅立った後、残された者たちは、互いにこれからを語り合う。創造主たちは、彼らの物語を紡ぎ、パーンは墓前にて、託されたモノを守ることを誓う。そしてシェインは、去っていった弟分と妹分を思い、涙を流すのであった。

終幕:一行が去った後、“フィーマン”の想区に帰還したエクスは、レイナと再会する。自分たちが得られたように、

今は別の世界に旅立ったレヴォルやエレナたちが、帰る場所を得られることを信じて。


前回メインストーリー「終局の世界・前編

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