シャインマスカット
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しゃいんますかっと
「シャインマスカット」とは、農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)によって育種・登録された広島生まれのブドウの栽培品種。
開発に33年も要した渾身の力作である。名称を「シャインマスカット」とし、2003年(平成15年)9月5日に登録番号「ぶどう農林21号」として命名登録、2006年(平成18年)3月9日に登録番号「第13,891号」として品種登録(有効期限30年)された。
近年人気が急拡大している。かつては安価なブランドであったが、2020年に出荷量で初めて巨峰を上回り、ぶどうの代表格の座を奪取するに至った(参考)。途中何度か「バブル崩壊」と伝えられるが決定的な打撃は受けておらず、2024年時点では依然として高級寄りのブランドであり続けている。
しかし輸出を想定していなかったため、海外での品種登録を行わなかった、そして海外へ無断で流出し、品質低下したものが出回る事態となっている。
2023年は6月に猛暑日が続いた影響で、シャインマスカットの出荷が例年より早まり国内流通量が高まったことで例年より安価で買えることとなった。
房は円筒形で400〜500グラム。成熟時の色は黄緑色で、粒は短楕円形。大きさは11〜12グラムと巨峰と同程度である。香りは上品で華やかなマスカットらしい香りがある。糖度は20度程度で高い。
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