「苦しんでいる人をほうっておけるか!?さぁ、みんな!全力を尽くして戦おうぜ!」
CV:鳥海浩輔
概要
年齢:27歳 / 身長:183cm / 体重:75kg / 血液型:O型 / 職業:グラディエイター
正義感あふれるパーティーのリーダー。ちょっと抜けたところもあるが高い実力の持ち主。ピンコには「バルマン」と呼ばれておりユーザー間の愛称もこれで定着している。
シナリオでは実質的な主人公として描写される。ただしキャラクター一覧では、なぜか名前は三番目(一番目に来ているのはソーマだが、彼は終盤のストーリーまであまり目立たない)。
同じくヒロイン的存在のイリシアには一目惚れしており、すっかりほの字。彼女と話す時は敬語になり、紳士らしく気遣っているが気持ちはまるで通じていない(正確には「イリシアは自分の気持ちに気づいていない」らしい)。
実力は非常に高く、国王の懐刀と言われる騎士団長ランドスに一騎討ちで勝利するほど。なのにピンコには「バルマンが強いわけない」と不当な評価を得ている。
性能
見た目通りパワーとHPに優れたタンク型。最初はパッとしないが中盤以降は強力な範囲攻撃を習得するため殲滅力が向上する。終盤ではソロでボス狩りも出来るため育てておいて損のないキャラクター。
スーパーアーマーや無敵を付与して雑魚集団を引き寄せ、一気に殲滅するというのが基本的なスタイルとなる。ただし防御面を強化しないと圧死するので注意。
過去
幼少の頃、ビーシャス族に家族を殺害されて囚われの身となり、姉と共に拷問される日々を過ごしていた。姉が死んだことを悟って絶望するが、そこへウィド領主率いる騎士団が救助に駆け付ける。シュバルマンの前に現れたのは領主の娘アナイス。彼女は姉に生き写しであった。
アナイスを姉同然に慕いながら成長したシュバルマンは、やがてクロッカス騎士団の一員となる。ランドスはその時の上司(騎士団長)に当たる。
クロッカス騎士団は実力こそ高かったものの地位的には低かったため、他の騎士団からは虐められていた。
ある任務の最中、ビーシャス族に操られて無理やり戦わされる人たちを斬ることができず、そのことから死刑執行人の独断で処刑されそうになったことがある。しかしランドスが「シュバルマンだけではなく騎士団全員を処刑しろ」と迫ったため、気圧された執行人により見逃された。
だがウィド領主はエリアデン国王の横暴に従わなかったことで反逆者と見なされ王国軍と敵対してしまう。圧倒的な軍勢の前に勝ち目はなく、ランドスは領主を殺害して王国軍に寝返り、騎士たちも次々と彼に続いた。そんな中でも唯一裏切らなかったのがシュバルマンである。
その後、ランドスは国王の懐刀となり王国騎士団の団長へと出世。逆にシュバルマンは放浪の身となった。
後にランドスは「地位が低かった。虐められるのがつらかった」と述べている。
アナイスとは生き別れになってしまい、しかも彼女は身体が弱く「治癒のオボロス」がなければ生きられない身だった。
シュバルマンは「治癒のオボロス」を探すため、そしてアナイスと再会するために旅を続けていたのだった。
冒険な最中、とある神殿の神官が悪漢たちに襲われているのを目の辺りにする。見過ごせなかったシュバルマンは神官を助け、そこを見ていたソーマに興味を持たれ同道することとなる。
その後、謎の男たちに襲われて疲弊していたイリシアを助け、更にレナルト村にてバルガス神を憎むピンコを仲間に加えたところから本編がスタートすることとなる。
現在
ランドスを許せてはいないが殺したいほど憎んでいるわけではない。ストーリー序盤ではオボロスを賭けたランドスとの一騎討ちを制している。
中盤ではランドスが治癒のオボロスを手にしていることが判明。争奪戦を繰り広げる。ランドスはシュバルマンが自分を殺したがっていると思っており、追い詰められた際はオボロスを渡すくらいならと投げ捨ててしまう。
その後、飛竜ピナス率いる軍勢と戦うべくランドスたちと手を組むこととなる。シュバルマンとランドスはピナスと手を組んでいたビーシャス族たちを蹴散らして帰還。互いにある程度の信頼関係を築いた。
ピナスとの戦いが終わった後は、ランドスから治癒のオボロスを託される。彼はアナイスに罪悪感を抱いており、彼女を救うために治癒のオボロスを探していたのだった。そしてその役割をシュバルマンに託したのだ。
アルニカ修道院でついにアナイスと再会する。治癒のオボロスを渡し、これで延命できるかと思われた。
ところがアナイスは既に、バルガス神を崇拝する狂気の一派「バルガス殉神団」の一員となっていた。エリアデン王国に復讐するべく狂信者へと身を投じたのだ。
だがシュバルマンとの再会によって決意が揺らいでしまう。だが後戻りすることも出来ない。
治癒のオボロスを手にしたアナイスは、バルガス神の生物兵器「恐怖のテラトス」と融合する。普通なら生命力を吸いつくされて死んでしまうが治癒のオボロスならばそれを補うことが出来る。その兵器の力で復讐を果たそうとしていた。
だがアナイスは治癒のオボロスを持たずにテラトスと融合していた。シュバルマンたちは彼女をすくおうとしたが、殉神団は更なる兵器を起動させる。それは巨大な浮遊要塞であった。
殉神団は砲撃によってシュバルマンたちを葬ろうとするが、改心したアナイスが身代わりとなって消滅してしまう。彼女の想いを受け取ったシュバルマンは、最後まで戦い抜くことを決意するのだった。
結果、殉神団ごと要塞を結界の中に閉じ込め二度と出られなくなった。
死神疑惑
「やってやるぜ!」系の熱血主人公で困っている人は見捨てられないお人好しを地で行く人物。しかし、劇中で彼が守ろうとした人物たちはことごとく死んでいる。そのため彼が守ろうとする=死亡フラグを立てるとまでユーザーに言われてしまっている。勘違いしないように述べておくが、バルマンが死因になっているわけではない。むしろその熱い正義感を見込まれ、信頼されたり、改心に至らせることも少なくない。だがバルマンとしては皮肉なことに助けようとした人物ほど死なせてしまい、その不運は最も大切な女性まで殺めてしまうこととなる。報われることが少ない正義感だが、それでも決して腐らず、己が信念を貫けるのがバルマンなのだ。
メタ的なことを言えば、韓国のゲームでは人死にが絡む展開が多いという事情もある。
似たようなのだと当初はこのオンラインゲームもそんな感じであった。