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「ボクが君を必ず守るから」

概要

海外名英:White Snow 韓:하얀아이 中:白雪
身長143㎝
年齢3歳
体重35㎏
種族
CV藤寺美徳

ちび姫の大切な友人であるガーディアンウルフの子供、愛称”しろちゃん”こと白き野獣が人間となった姿。英語圏名称は「ホワイトスノー」。

彼をこの姿へと変えたのは神の使徒バリ。彼のとある純粋な願いを受け入れて人間の子供の姿を与え、更には人の言葉や振る舞い方を教えて着る服までプレゼントしたのである。(その服は少女の姿になってしまった家族のために用意されていたものだったらしい)

願い

このシロキの姿は、大切な友人への切実な願いを抱いた白き野獣が思い描いた自身の姿でもある。

ちび姫と親しくなったばかりの頃、白き野獣は自分の好意を示そうとガーディアンにしていたように、ちび姫に抱きついたら勢い余って押し倒し怪我をさせてしまったことがあった。ガーディアンよりもずっと小柄で力も弱いちび姫には、重い体重と鋭い爪を持つ白き野獣を受け止めることはできなかったのだ。図らずも彼女を傷つけてしまったことにショックを受け白き野獣は以来、自制するようになり二度と同じことは起こらなかった。しかしながら、好意や感謝の気持ちを自分なりに伝えることができないでいることに、白き野獣はもどかしい想いを抱えるようになりその原因となってしまった己の体に残念な気持ちを抱くようになった。そして白き野獣はやがて、彼女と同じような人間の姿になる事を望み始める。

想いが昂じた白き野獣は雪まつりの日に、バリを訪ねて願い事をした。欲にまみれた願いばかりされて疲れていたバリにとって、白き野獣の純粋な願いは実に叶え甲斐のあるものだったため、快く叶えてくれたのだった。

雪まつり

こうして人の姿を手に入れた白き野獣は、柔らかな手や滑らかな肌に少なからずの違和感を抱きながらも、これでちび姫と存分に遊べるようになったととにもかくにも幸せな気持ちになった。そして実際にちび姫と遊んで一番楽しかったのは、雪だるまを作ったことだった。白き野獣は、もともと寒冷地方で知られるシバリング山脈に生息するガーディアンウルフであるため、冷たいものが好きで雪は最高のおもちゃだった。獣の体ではただ雪の中を走り回ることしかできなかったが、己の手で何かを作れるというのは新鮮な体験であった。白き野獣とちび姫の雪遊び は自分たちが作った雪だるまで旅館周辺を埋め尽くすまで止まらなかったという。雪まつりが終わると白き野獣は元の姿に戻ったのだが、ちび姫との仲は一層深まった。人の姿になったことでどうしたら、ちび姫を怪我をさせずに遊べるか理解できるようになったため、白き野獣は元の姿でいることに十分満足できている。けれども、雪が降る日になるとあの時のようにちび姫と雪遊びをしたくなって、またお願い事をしようかと悩んでいるそうだ。

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