概要
フォスフォフィライトは博物誌作成の任を受け博識なシンシャに手伝いを求めた際、シンシャの心中を知り有意義な仕事を見つけてあげたいと思うようになる。 また、シンシャも昼間であろうと月人を前にフォスを守って戦った。
その後、「月でなら自分の価値を見出してもらえるかもしれない」「月人に攫われるのを待っている」と、自分の存在自体が迷惑であることに心を痛めている本心を零し、躍起になったフォスが「君にしかできない仕事を僕が必ず見つけてみせるから!だから…月に行くなんて言うなよ!」と強引に約束するのが、本物語の大きな始まりと言える。フォスはこれまで自身のもろさ・不器用さのおかげで仕事を与えられず、必要とされていなかった。だからこそ同じく必要とされていないシンシャの存在を放っては置けなかったのだと思われる。その後、フォスはシンシャのことを思い出しながら「でも絶対あいつが居なくなるのは嫌だ」と呟く。
シンシャは、フォスに完全に心を開いてはいないものの、何処かで気にしている様な素振りも見せている。