書籍版
著者 | 鏡銀鉢 |
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イラスト | PAN:D |
レーベル | 角川スニーカー文庫 |
既刊 | 1巻(2022年現在) |
概要
正式名「スクール下克上 超能力に目覚めたボッチが政府に呼び出されたらリア充になりました」。
2040年の日本を舞台とした物語。内政ものを骨子に、エロと戦闘とギャグとシリアスをそえてバランスの良い作風となっている。
WEB版では主人公とヒロインの名前が回文となっているが、書籍版では修正されている。
あらすじ
2040年、財政破綻により国家消滅の危機に陥った日本。起死回生を図るために超能力者の力を活用し、国内に眠っている資源を手にする再建プロジェクトを掲げたのだ。
冴えない日々を送っている無能力の渡会錬徒は関係のない話の筈だったが、彼もまた超能力者への召集会へと呼び出された。
そう、彼は15年もの間気付かなかったが、あらゆる物体を移動させるチート級の超能力『テレポーテーション』を持っていたのだ。
かくして、冴えない日々から一転した錬徒は、国家再建に大きく貢献しつつも、針宮桐葉を始めとする美少女達の抱える問題を解決していく。
登場人物
- 渡会錬徒(わたり れんと)
本作の主人公。WEB版での名前は奥井郁雄(おくい いくお)。
小中学校の時代では恋人や友達がいなくとも人生が充実している「ソロ充」を自称しており、寧ろ幼少期の頃から自己承認欲求を満たす為に時間を費やす者達に冷めた目を見ていた。
それが坂東達の目についていじめを受け、中三の秋に無実の罪を被せられて「謝罪しなければ高校への推薦状は書けない」と言われて頭を下げさせられてしまった。
この事で自分が誰も味方のいない「ボッチ」である事を思い知り、高校生になってからも坂東に嫌がらせを受ける日々が続いていたが、我妻舞恋からテレポーターの能力者である事を明かされてから一転していく(ちなみに我妻に指摘されるまでは自覚しておらず、坂東やクラスメイトからも無能力者とみなされていた)。
超能力は「テレポート&アポート」
- 針宮桐葉(はりみや きりは)
本作のヒロインその1。WEB版での名前は針霧桐葉(はりきりきりは)。
超能力は「ホーネット」
- 朝倉美稲(あさくら みいな)
本作のヒロインその2。WEB版での名前は内峰美稲(ないみね みいな)。
超能力は「分解再構築-リビルディング-」
- 留萌詩冴(るもい しさえ)
本作のヒロインその3。WEB版での名前は枝幸美稲(えさし しさえ)。
超能力は「生物操作-ハーメルン-」
- 我妻舞恋(わがつま まいこ)
本作のヒロインその4。WEB版での名前は恋舞舞恋(こいまい まいこ)。
超能力は「サイコメトリー」
- 丹生麻弥(うにゅう まや)
本作のヒロインその5。WEB版での名前は山見麻弥(やまみ まや)。
超能力は「探知」
- 小鳥遊真里愛(たかなし まりあ)
本作のヒロインその6。WEB版での名前は有馬真理愛(ありま まりあ)。
超能力は「念写」
- 龍崎小百合(りゅうざき さゆり)
総務省異能部部長。
- 坂東良悟(ばんどう りょうご)
本作の悪役その1。
傲慢かつ嫌味で他人を攻撃する事が大好きで、自分の脚本通りに動く事を他人に共用し、自分にはそれだけの権限があると思い込んでいる。そんな彼の人間性を一言で現すのなら「自分中心多動説」。いじめ対象である錬徒から「おおよそ考えつく限り、最低の人間だ」と嫌われており、10年も坂東と同じクラスである事に辟易されていた(教師の方も片や「トラブルを避けたがる事なかれ主義」、片や「熱血教師に憧れただけの人を見る目がない」と大いに問題があったが)。
超能力は「アイスキネシス」。
関連タグ
回文:WEB版における主人公とヒロインたちの名前。