概要
ルイス・キャロル著の『スナーク狩り』で言及される伝説の生物。
イギリスから船で何ヵ月もかかる距離にあるという岩と裂け目だらけの島に棲んでおり、その島にはジャブジャブ鳥やバンダースナッチなども生息しているとされ、ジャバウォックが退治されたのもこの島だとされる。
スナークは無味乾燥で中身がないが、カリカリした味をしており人魂のような風味があるとされ、しばしば青野菜と共に供されるといわれており、次のような生態が確認されているらしい。
- 昼近くまで寝ている習慣が有り、朝食は午後5時のお茶の時刻になり晩御飯は翌日になる。
- 殆どユーモア(冗談)を解さず、冗談を一つ飛ばせば悲観にくれたため息をつかれ、シャレには深刻な顔つきになるが、逆に微笑みとお世辞には弱く簡単に篭絡される。
- 移動式の脱衣車(19世紀のイギリスで海水浴の際に使われた移動式に脱衣所)に非常に愛着を持っており、何処に行くにも絶えず持ち運んでいる。
- 非常に野心家である。
- 火を起こすのに非常に重宝する。
また、スナークを狩るは何よりも勇気が求められ、彼らを捕える最も基本的な方法は指貫と細心の注意を払う配慮と希望を持って探すことだといわれており、鉄道株で命を脅かして微笑みと石鹸で金縛りにしてやるとよいらしい。
なお、スナークには様々な品種がいるようで、あるスナークは羽毛を持っていて噛みつきある頬髭を生やしていて引っ掻くものがいるが、普通は出会ってもあまり害はないとされる。
ただしブージャムという種のスナークは非常に危険な存在で、もしこれに出くわしてしまうと、その人物は突然静かに消え失せて二度と姿を現すことは無いという。