解説
グレンダイザーがドッキングする円盤を指すが、グレンダイザーが合体した状態を指すこと場合もある。
グレンダイザーは単体では大気圏内での飛行能力を持たないため、宇宙科学研究所で待機している時はスペイザー状態となっている。
研究所から出撃後は戦場となる場所までスペイザーで飛び、戦闘では状況に応じてそのまま戦うか分離することになる。
性能
スペイザー本体は全長34メートル、全幅65メートル、重量150トンの大型円盤。
材質は宇宙合金グレン製。動力として光量子エンジンを搭載している。円盤型だが巨大な垂直尾翼と左右に補助的な翼が存在し、尾部には2基の巨大なジェットノズルがある。
グレンダイザーの巡航形態でもあり、宇宙空間では超空間航法により恒星間飛行が可能。大気圏内では最高速度マッハ9で飛行できる。
合体時は円盤内にグレンダイザーがほぼ完全に収納され、首から肩、腕が外部に出た格好となる。腕は広げた状態でスペイザーの前縁に収納されるが、必要に応じて動かすこともできるため合体した状態でもグレンダイザーの武器をある程度使用できる。
分離した状態でも遠隔操作が可能で、グレンダイザーとの連携して攻撃したり、スペイザーの上部にグレンダイザーが乗った状態で空中戦を行なうという「ガンダムシリーズ」に於けるサブフライトシステムのような使い方をされたこともある。
また内部に他人を入れる場所があるらしく、第26話では宇宙空間で甲児を救出し機内に収容している。
弱点
合体時はグレンダイザーの動きが制限されるため、武器の使用が制限されてしまう。
さらに合体時にはグレンダイザーの顔が真正面を向くにもかかわらず、両者はコックピットが別である。その間のシート移動を含めて合体・分離にはやたらプロセスが多く(中には無駄というか、省略可能に見える過程すらある)6秒のロスが有り、そこを突かれてピンチになる事があった。この弱点は地球製スペイザーの開発により克服に成功、以後スペイザーは主に戦場への移動手段として使われるようになった。
武器・装備
以下はスペイザーに装備されている武器や装備。
スピンソーサー
両翼端に設置されている小型円盤を切り離して射出する。小型円盤は変形して回転ノコギリのようになり敵を切り裂く。
スピンドリル
スピンソーサーに変形する小型円盤の内部からせり出した発射装置から放たれるドリルミサイル。
メルトシャワー
機体上面に設置されている4門または6門の発射口から噴射される溶解液。作画によって2連だったり3連だったりすることがある。
スペイザースピン
スペイザーが高速で回転することで取りついた敵を振り落とす。
磁力波電波
第9話で使用。敵に内蔵された自爆装置を無力化した。
アンチレーダーミスト
第7話で使用された。電波妨害と煙幕を兼ね備えた紫色の霧を噴射、発生させる。
基地となる場所を発見させないためには重要な装備。
スペイザートルネード
グレンダイザーと合体した状態でメルトシャワー、ハンドビーム、スペースサンダーを同時斉射する。第27話でマザーバーンを一瞬で大破炎上させた。
もともと名前はなかったが、スーパーロボット大戦MXでダイナミックプロにより名前が付けられた。