解説
『UFOロボグレンダイザー』に登場した有人飛行メカで、宇宙科学研究所で開発された地球製スペイザー2号機。グレンダイザーが最も苦手とする水中での戦闘能力を強化するために開発された。
第41話「マリンスペイザー出動せよ!」から登場した。
メインパイロットは牧葉ひかる。他の2機と違い、作中では彼女しか操縦していない。
機体性能
全長25メートル、重量90トン。
他の地球製スペイザー同様、エネルギーはグレンダイザーと同じ光量子、装甲はグレートマジンガーと同じ超合金ニューZで出来ている。
最高飛行速度はマッハ4、水中速度は40ノット、潜航限界深度は400メートルと、空中だけでなく水上や水中でも活動可能。
水中活動中はエネルギーの消耗が2倍になるグレンダイザーをサポートする目的で作られており、光量子エネルギーをグレンダイザーに補給することができる。
合体時は両翼を縮めることができ、グレンダイザーの動きを妨げないように設計されている。
武器
グレンダイザーとコンビネーションクロスしない時は戦闘機として運用される。
マリンミサイル
空中、水中でも使用可能なミサイル。両翼から発射する。
マリンカッター
水平尾翼をカッターとして飛ばす。空中ではマッハ5、水中でもマッハ1で飛んでいく。
マリンビーム
機体前部にある2門の発射口から光量子ビームを発射する。
マリンスペイザーストーム
グレンダイザーとコンビネーションクロスで合体後、マリンミサイルを連射後にスクリューパンチとマリンカッターの同時攻撃。
合体ユニットにならないスーパーロボット大戦Zで追加された攻撃技。
グレンダイザーU
本作品では逢神島の遺跡にあった『星を護る力"スペイザー"』の一機として登場する。デザインは原典を踏襲しつつ、両脇のユニットが大型化し、中間部が小型化しているように見える。また、マリンカッターは発射部位は同様ながら非実体のエネルギーカッターを発射するものに変更されている。
OPのグレンダイザーとの合体した姿は原典とは異なり、下半身にマリンスペイザーを装着しさながら人魚を思わせるフォルムをしている。第6話でパイロット不明として初登場し、翌7話でカサドがヒカルの取引と言えるような形で乗っていたことが明らかになり同話でもまたカサドが乗り込みグレンダイザーを助ける役割を果たした。
終盤、カサドが消滅したため彼の思いを引き継ぐべく原作同様ヒカルがパイロットになった。
ダブルスペイザー、ドリルスペイザーと合体しコズモスペシャルとなる。
派生作品
スーパーロボット大戦シリーズにもそれなりに登場している。
原作を反映して海の地形適応が高い機体ではあるのだが、スパロボでは海戦が主体となる場面がほとんどないため活躍させる機会自体が少ない。そのため「いるだけ参戦」という扱いになりがち。
ちなみにマリンビームは海適性が高いビーム兵器という非常に珍しい武器となっている。ほぼ無意味だが。
またグレンダイザーに光量子エネルギーを補給をする機能が劇中であったため、補給装置を積んでいることがある。
マジンガーエンジェルではひかるの機体の後継機はこの機体をイメージした水中戦が得意な機体になっている。
ロボットガールズZオンラインではマリちゃんとして登場。
関連タグ
グレンダイザー:合体するロボット。
ダブルスペイザー、ドリルスペイザー:スペイザーチームが搭乗する同種の機体。
ウルトラサブマリン:深度3,000mまで潜行できる深海潜水用アタッチメント。こちらは1回きりの登場。