「あの方を救えるのなら、どんな苦難も厭わない」
概要
ゲーム「ガーディアンテイルズ」の登場人物で、日本版1周年を記念して実装された日本版先行実装キャラクター。日本版先行とあって日本の文化である「忍者(くノ一)」をモチーフとした英雄となっており、同じく日本モチーフの武士である「アカユキ」などとストーリーで関係を持っている。また日本版3周年時には、3周年英雄のナツメと関わりを持っていたり、2周年英雄のミケとの共演も果たしている。
ストーリー
- 生い立ち
スミレは人間の母と鬼の父の間に生まれた半人半妖としてこの世に生を受けた。しかし、鬼の血を引いて生まれたスミレを人々は呪われた子と疎み嫌い、母子共々村から追い出されてしまう。スミレの母親は、鬼である夫に助けを求めようとするも、鬼の村があった場所は既に草木一本残っていなかった。
- 呪術の核
流浪の身となり心身ともに疲れ果てたスミレの母親に、ある呪術師が近づいた。呪術師は言葉巧みに操り「自分ならば彼女に安息を与えられる」と長い時間をかけて母親を説得し、スミレを引き取る事になる。しかし呪術師の真の目的はスミレの安息を叶える事ではなく、己の望みを叶えるべく鬼の血を引くスミレを呪術の核に用いる事であった。スミレを手に入れた呪術師は彼女を呪術の核にするべく木箱に閉じ込め儀式を行うが、スミレが受け継いでいた力は呪術師の予想すら遥かに超えており呪いは暴走してしまう。溢れ出た呪いの力は四方に拡散し、呪術師本人を含めて箱の周囲全ての命が死滅。その一帯は亡霊だけが残る死の土地になってしまう。
そんな中で唯一、スミレだけは鬼の生命力のおかげで箱の中でか細いながらもなお命を保っていた。
- アカユキ・アオユキとの邂逅
(※浮遊城ノベル「約束」にて展開)
そんな亡霊すらも近づけなくなっていた呪われた木箱からスミレを救い出したのがアカユキとアオユキであった。彼らは、呪いの核となっていた木箱の中身がまさか赤子だったとは露知らず、驚いたものの、すぐに自らが引き取ることを決意する。
かくして、アカユキとアオユキの下で育てられることになったスミレは、二人から競い合うように可愛がられるとともに、それぞれが得意とするものを熱心に教え込まれた。二人から教えを受けたスミレは、体術、術法、一般常識や心構えなどを、一つ一つ己の血肉としていった。形としては、アカユキやアオユキと、スミレは師弟の関係にあったが、時を経るほどにそれぞれにとって、より深く、大きな意味を持つようになっていった。
- 別れ
(※浮遊城ノベル「約束」にて展開)
しかし三者の関係は、スミレの過ちによって壊れてしまう。修行を経て立派に成長したスミレは、最後の試練としてアカユキと共に古代の悪魔との戦いに挑むことになった。戦いの中、悪魔を圧倒する実力を見せていたスミレであったが、決着の一撃を入れようとした間際、この試練が無事に終わってしまえばアカユキと離れ離れになることに躊躇いが生じ、その隙を悪魔に付け入れられてしまう。悪魔が最後の力を振り絞って発動させた石化の呪いから、スミレを守ろうとアカユキが身代わりになってしまったのだ。呪いを受け石になっていったアカユキは、スミレを咎めはしなかったのだが、自らの失態が招いたことであると誰よりもスミレが理解していた。そして、魔剣を制御するために、試練に同行できず後に事情を知らされたアオユキもまた、深い自責の念にとらわれたのである。
それからのスミレとアオユキは、アカユキを元に戻すために、あらゆる方法を試み、探し求めたのだが、彼らの願いがかなうことはなかった。幾度かの挫折の末、二人はアカユキの傍から離れることを選択する。スミレも、アオユキも、依然として互いを大切な存在とは認めつつも、共にいればアカユキのことを思い出してしまうのだ。互いの顔を見るたびに罪悪感を覚えることに許せなくなった二人はそれぞれ別の道を歩むことになった。
- 雪華衆の結成
こうして一人になったスミレは、アカユキとアオユキの教えを胸に術法と体術を磨きつつ、アカユキを石化から解く方法を求めて旅を続けた。時に行く先々で困った人々を助けたりもしたが、特に見返りを求めてしたことではなく、ただアカユキとの約束を守るため、そしてアオユキも含めた三人で、共に過ごしたあの頃の大切な時間を取り戻したかったからだった。
そうして数百年の時が流れ、いつの間にか彼女の周りには彼女に救われ、憧れる人々が集まるようになった。スミレは彼らを弟子として受け入れて、かつてアカユキとアオユキのように己の術を教えた。その弟子が、さらに自分たちの下に集まった者たちに教えを伝えたことで、やがて、自らを忍者と呼ぶ、一つの新しい流派「雪華衆」が生まれた。スミレの信奉者によって興された流派だけに所属する忍者達はスミレに対して信仰に近い感情を抱いている。日本版3周年英雄の「ナツメ」もここに所属している。
アカユキとの再会
過去の経緯から、スミレは石化の解かれたアカユキに対して過剰な配慮をするようになっている。スミレに従う忍者たちもまた、彼女に倣っており、アカユキが腹が減ったと言えば、スミレと彼女の配下の忍者たちが総出で周辺のすべての飲食店から料理をかき集めてくるほどである。最近はこのような煩わしさから逃れるために、アカユキはスミレや他の忍者達に内緒で外出する日が増えているのだが、どこへ行こうとも、スミレは配下の忍者を使って居場所を探し出し、アカユキの傍から離れない毎日を過ごしている。
公式4コマ「かんたべりーでいず!」においても密着警護している様子が描かれており、タイトルは「いつでもいっしょ」。
性能
クラス | 戦士 |
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属性 | 闇 |
スキル
通常攻撃 | 忍術 | 【瞬身の術】耐術を駆使して瞬時に近づき、敵に近接ダメージを与える。遠隔アタッカーや、もっとも遠くにいるモンスターを優先的に攻撃する。遠隔アタッカーの中にパーティーリーダーがいる場合、対象を先に攻撃する。【忍法・影分身の術】敵に近接ダメージを与える分身を作り出す。分身はスミレの動きに合わせて攻撃を行う。 |
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チェインスキル | 秘奥義・夢幻斬 | 幻術でアカユキ、アオユキの幻影を召喚し、DPSの350%に値する近接ダメージを与える。(転倒→負傷) |
特殊能力 | 迅影 | 忍法・影分身の術を使用すると5秒間、移動速度が20%上昇する。分身の数毎に受けるダメージが15%ずつ減少する。 |
パーティースキル | ー | クリティカル率+40% |
モチーフ武器
武器名 | 影丸 |
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分類 | クロー |
専用効果 | 分身の持続時間が5秒間延長され、分身の攻撃力が5%上昇する。分身は最大2体召喚できる。 |
技 | 【忍法・黒炎陣】黒炎を召喚して敵に遠隔ダメージを与え、転倒状態にする。 |