スーミとはバンクーバー2010パラリンピック冬季競技大会の公式マスコット。デザインはバンクーバーに拠点を置くメオミ・デザイン社。2007年11月にミーガ、クワッチと共に紹介された。
パラリンピックのマスコットはソルトレイクより共通テーマのデザイン化が図られ、トリノ大会からは同時紹介が定番化されている。
スーミについて
スーミはシャチの帽子をかぶり、サンダーバードの羽と黒熊の脚を持つ精霊。名前はセイリシュ語で守護霊という意味の「スメッシュ」に由来。バンクーバー郊外のウィスラー山に住み、アルペンスキーと山麓を飛ぶことが趣味。ホットココアが好物で、将来は世界中の人と自然を分かち合えるようになること。パラリンピックの大ファン。公式動画では太陽の力を使って巨大化し、ミーガとクワッチを乗せてオリンピック会場まで飛んでいった。
モチーフカラーはフェーングリーン。
公式サイトのゲームでは、スーミのグライダーゲームが体験でき、ペーパークラフトもダウンロード
できる。
モチーフとされる動物
スーミの帽子は団結を意味するシャチ(オルカ)、翼はカナダ各地の先住民族で信仰されている自然と人間との繋がりを意味するサンダーバード(雷鳥)。黒熊は勇気と知恵を意味する。モチーフのシャチはオリンピックのメダルデザインにも使われている。
冬季パラリンピックについて
冬季パラリンピックは1976年から開催され、バンクーバー大会で10回目となる。今大会では5競技(アルペンスキー、クロスカントリースキー・バイアスロン、アイススレッジホッケー、車椅子カーリング)64種目で競われる。競技は障害の段階や種類によって精密にクラス分けされている。オリンピック同様、大会標準記録を満たし、世界ランキングの上位に入るか世界選手権・地域選手権で出場権を獲得することが出場条件となる。
バンクーバー大会は3月13日~22日の10日間開催。
冬季マスコットは7回大会の長野パラリンピックから登場。