CV:奥田啓人
ネタバレが含まれます
概要
ラチェット&クランクに登場するキャラクター。初出は『ラチェット&クランクFUTURE』。
機械の体を持つ生物であると思われる。『FUTURE』の中ではラチェットとクランクの冒険の補助を行っているのだが…。
奇妙な特徴
『FUTURE』のメインストーリーの中ではその姿及び言葉はなぜかラチェットには認識できないという特徴がある(反対にクランクには姿も映り、声も認識できる)。
そのため、ゾニーが初めて登場した惑星コルトグにおけるあるムービーでは、ゾニーを認識できないラチェットの視点から見ると、クランクが長時間飛行できるアップグレードパーツ(ロボウィング)を自分で取り付けたということになる。
(実際はゾニーによってアップグレードパーツを付けて貰っている)
その後も別のアップグレードパーツを付けたり忠告をクランクに行ったりするのだが、上記のようにラチェットはゾニーを認識できない為、クランクのことを訝しむようになってしまう。
その後あることをきっかけに和解するのだが、ストーリー中でゾニーがラチェットの前に姿を現すことは最後までなかった……。
エピローグにて
ラスボスのタキオンを倒し、ラチェットや他の仲間達と共に休息を得ていたクランクの元へ姿を現す。その姿はその場に居た全員に認識されていた。
しかしラチェットがゾニーのことをクランクに尋ねた刹那、ゾニーは突如フィールドを展開し、クランクに「君が何者で、何になるべきか」を教えると言う。ラチェットは当然止めようとするも失敗。クランクを誘拐していった。
その後の動向・1
続編である『FUTURE外伝』にもラストで登場。様子がおかしくなったクランクに対し、ロボドクターを呼ぶと言うが、そこに現れたのはラチェットやクランクと浅からぬ因縁があるネファリウスであった。
この先更なるネタバレがあります
その後の動向・2
『FUTURE2』でも登場するが、そのプロローグでクランクを誘拐したのはネファリウスの命令によるものだったと発覚する。
(ネファリウスはヒーローが負け悪役が勝つ世界を作るという計画を目論んでいた。その中で銀河全体の時間を司る「グレートクロック」の存在を知り、その計画を伏せたままゾニーにクランクをクロックへ誘拐させた)
騙されていたことに気づいたゾニーはネファリウスを止めようとするも、超音速脳波スクランブラーの手によりクロックを荒らされてしまう。しかしその混乱の中で一部のゾニーは脱出し、ポララ銀河のブリーガス星系の惑星や衛星に迷い込む。
一方、謎の衝撃を受けて惑星クアントスに墜落したラチェットはそこに住むフォンゴイドの案内により、寺院の奥で「ゾニーのつぼ」を入手。ラチェットにより助けられたゾニーは宇宙船アフィリオンが墜落した場所に向かうとその場でエネルギーを使いアフィリオンを修理する。
ラチェットのパートにおいては惑星や衛星に迷い込んだゾニーを救出することでアフィリオンに新たな武装が付く他耐久力も増すようになり、同時にストーリーの進行にも必須になる。
クランクのパートでは彼の本当の父親にして「ゾニーの長」と呼ばれるオーバスが登場。クランクにタイムボムとタイムセプターを授け、クランクは自らの使命である時間修復の任務を帯びることになる。しかしシグマンドの後をこっそり尾行した際、オーバスは既に行方不明になっていることを知ってしまう。
その理由は『FUTURE2』のストーリーが始まる数年前、オーバスは仲間の科学者から依頼を受けたとして惑星ザニファーに赴いたものの、それはネファリウスが仕組んだ罠であり、超音速脳波スクランブラーの攻撃を受けて消えてしまったため。
終盤でラチェットとクランクは再会し、ネファリウスの野望を止めるべくステーションへ乗り込むものの逆に捕まり惑星モルクロンへ追放されてしまうが、ゾニーはエネルギーを使い2人を守る。最終的にはグレートクロックへ戻り、オーバスもまた自分の息子へメッセージを贈るのだった。
正体と考察
冒頭で生物である「と思われる」と記載したがゾニーは実際、機械でも生物でもなく純粋なエネルギーそのものであることが『FUTURE2』内で明かされる(惑星移動の際のトリビアでランダムで流れる)。それと同時に機械の体を持っているのはゾニーにとっては異次元であるこの世界で生き抜くためであることも説明がなされる。
作中では具体的に説明されることはなかったが、『FUTURE』で当初ラチェットはゾニーの姿を認識できなかったが、『FUTURE2』ではストーリー全体を通して認識できているため、恐らく自分達の存在を認識させる対象を選択できると思われる。
また、『FUTURE』でクランクと共に行動する際には周囲の時間を遅くしたり、『FUTURE2』でも上記の通りタイムボムやタイムセプターといった道具があり、時間を操る能力を持つ。
余談
FUTUREシリーズ以降はゾニー自身は登場していないが、『オールフォーワン』においてはクランクの固有装備として「ゾニーブラスター」という武器が登場。性能的にはタイムボムと同じであり、名前のみ変えたといった具合。
また、『INTO THE NEXUS』では散弾銃系の武器としてタイムストッパー(クアンタムリパルサー)という武器が登場。こちらは命中した敵にダメージを与えつつ動きを遅くする特徴がある。