概要
小学館発行の漫画雑誌『ゲッサン』にて2012年1月号から2014年11月号まで連載されていた漫画。
単行本全7巻完結。
作者曰く、「稲生物怪録」という江戸時代の話を元にしている。
あらすじ
世界で一番不幸な少女タケヲの物語。
タケヲは不幸体質が原因で妖怪だらけのアパート「百鬼荘」に住み始めるが、
感情が希薄なため恐怖の色を見せず、逆に妖怪たちを驚かせてしまう。
百鬼荘の住人達はあの手この手でタケオを驚かせ
「陰の気」を手に入れようとするが・・・。
賑やかな物の怪との交流により、少女が人間らしさを得ていく
登場人物
稲生武夫(イノウタケオ)
ある事情によって世界で一番「不運」な少女。
今までに幸福を感じたことがなく、それゆえ感情が薄く
並大抵のことでは驚かない。妖怪アパート「百鬼荘」の住人達と過ごすうちに
本来の人間らしさをとりもどしてゆく。
山本六朗左衛門(サンモトロクロウザエモン)
妖怪アパート「百鬼荘」の大家で座敷童子。
百鬼荘の住人達からは若様と呼ばれている。
タケオからは六ちゃん(ムーちゃん)と呼ばれている。
普段は常に般若の面をしているが素顔は女性の様な美しい外見をしており
その姿は威光を放つほどである。
天日空狐(テンニチクウコ)
百鬼荘の住人で三千年生きた化け狐。
陰神形部(オンシンギョウブ)
百鬼荘の住人で四国にはびこる八百八狸の首領。
坂田鉄(サカタテツ)
妖怪退治を生業にするばらし屋。
髪型が独特であり馬鹿にされるとキレる。
タケオからは鉄ちゃん(テッちゃん)と呼ばれている。
先祖は平安時代、大江山の酒呑童子退治等で有名な源頼光の家臣
坂田金時。(つまり金太郎さんである)