な る よ う に な る だ け 。 な に も か も が ど う で も い い 。
概要
第139話「消えたたまハートと不思議のはじまり」で突然たまごっち達がタマゴになってしまうという現象が起きた。
次第にたまごっちタウンでもタマゴ化が進むようになりまめまめ研究所ではタマゴ化についての研究が進められるようになった。結果は「タマゴ化しても身体に害はない」、「何よりタマゴ化したたまごっち達はこの生活を気に入っている」らしいが…
タマゴ化現象が始まってからは以前のようなコメディな雰囲気からは一転、ホラーチックで不気味な要素が強くなった上に次々とたまごっち達がタマゴ化する(メインキャラクターやサブキャラクターにも容赦無し)といったシリアスなストーリーとなっている。
このことからタマゴ化現象は携帯ゲーム・たまごっちシリーズのトラウマでお馴染みの「たまごっちの死」と並べられるほどのみんなのトラウマであろう。
しかも、この現象が解決するまでにかかった話数は5話。メイン視聴層の子供達にとっては相当なトラウマだったと考えられる。
よく「たまご化現象」とも表記されるがこれは誤り。
タマゴ化したら姿はどのように変わる?
【共通】
足が無いためぴょこぴょこ跳ねて移動する。
【第1段階】
たまごっち達の外見の個性(例えばまきこの場合、ぐるぐるヘアーとリボン)を残しつつタマゴ化する。大きさはそのまま。何かがおかしいことに気づかないがそれでも正常に機能し、話したり通常の活動に参加したりすることができる。この段階にいる時間が長ければ長いほど、個性は消える。
【第2段階】
外見の個性が消え、身体の色でしか判別できなくなる。みんな大きさも平均的になる。ほとんどすべての人格は完全に消耗しているが、それでも活動を行う。この段階は一般的に短く、流行が完全に本格化するとほぼ現存する。
【第3段階】
体色が白色になり、個々の判別がほぼ不可能になる。 さらに、必要に応じてサイズが変わる。個性や自己意識を持たず現実から遠ざかり、友人を認識したり気にかけたりしない。また声にもエフェクトがかかり、元々の面影は全く残っていない。目的もなく外に直線で動くだけ。
トラウマ扱いされる理由
タマゴ化が始まった当初は喧嘩ばかりしていた兄弟が喧嘩をやめて仲良くなったり概要の通りタマゴ化したたまごっち達はこの生活を気に入っている、などと言った研究結果が出たりしたこともあり「案外悪いものでも無いのかも」と思ったのもつかの間、
次第に暗雲が立ち込めるようになる。例えば…
【何もかも同じ事をしたがるようになる】
例としては、
- 「徒競走」なのに競走しないで皆一緒にゴール
- 「たまもり」なのに皆赤いバンダナを1枚付けるだけ
- レストランで皆同じメニューを頼んで食べる
最終的には四六時中皆で整列しながら同じスピードで無心になって町中を徘徊し続けるようになってしまった。
皆同じことをすることでたまごっち達の個性と自分で考える力が無くなってしまったという意味だろう。
【自我が消える】
上で書いた通り、皆同じことを好むようになる一方で何もかもが面倒臭くなってしまい、たまごっち達の個性や自分で考える力が消えてしまう。
【以前は当たり前のように身近な存在だったたまごっちがタマゴ化する恐怖】
めめっちといつものようにぐるぐるヘアーの対決をしていたまきこがタマゴ化してしまう。以前は相当ぐるぐるヘアーに気を使っていたまきこが「ぐるぐるヘアーなんてどうでもいい」という考えになってしまい落ち込むめめっち。
身近な存在がタマゴ化してしまう恐怖はこれだけには留まらずまめっち、くちぱっちなどと言ったメインキャラクターの家族達やもりりっちの良きライバル、ギラギラっちなども次々とタマゴ化していってしまった。
【声の変化】
タマゴ化してしまったたまごっち達は最初は普通に話しているものの、時間が経つと棒読みで話すようになり
最終的には口数が極端に少なくなり何か喋ったとしてもボイスチェンジャーのような機械的な音声で喋るようになってしまう。
この状態で発せられた、
「きみもはやくたまごになりなさいということだよ」
「なるようになるだけ。なにもかもがどうでもいい。」
という台詞はもはや子供達にトラウマを植え付ける気満々の演出である。
【その他の怖い演出・展開】
- 誰も居ないまめっち家の薄暗くなった部屋。そこに転がっている砂嵐のテレビ
- たまごっちスクールやたまごっち星までもタマゴ化
- シリアスなBGMが頻繁に流れる
- 終盤の紫とグレーのモザイク色に変化した空
- 喋っていくうちに普通の声から機械的な声に変化
- 具合が悪くなって倒れてしまうきずなっち
- たまごっち星を救うために力を使い果たしタマゴ化したハートかみっち
- 今の状況に絶望してタマゴ化したもりりっち(そばに居たテルリン、パシャリンもついでにタマゴ化)
その原因
ハートかみっち曰く「よくは分からないがたまごっち同士の絆が以前より弱くなってきている」らしい。そのため段々とたまごっち星を輝かせる絆の力を持つたまハートの輝きが失われていったのでこのような現象が起きたと考えられるだろう。
対処法
まずはたまごっち同士の絆が深まると現れるたまハートを集める(ハートコレクト)。
ハートかみっちがまめっち達やきずなっちにハートコレクトをするように頼んだ理由もたまハートがたまごっち達の絆が無くなり全部失われる前にできるだけ早くたまハートを集めるため。
きずなっちはたまハートを操る特別な力を持っているので、実質上たまごっち星を救えるのはきずなっちだけである。きずなっちの特別な力を駆使してたまごっち達の絆を深めればたまごっち星は元の姿に戻り、タマゴ化現象も終わるとハートかみっちは言う。
その後
まめっち達やきずなっちの活躍(きずなのちから)によりタマゴ化現象は無事終結。
不思議なことにタマゴ化したたまごっち達はタマゴ化した時のことは覚えていなかったという。
まめっちはパパまめっちやまめまめ研究所の面々に起きた出来事を伝え、今後このようなことがあったらもっと注意するように約束した。
一方進化したきずなっちとハートかみっちは故郷のハー島へ戻り、今も一緒にたまごっち達の絆を見守っている。
余談
くちぱっちの家族は温泉好きだからなのか自分達がタマゴ化しているのにもかかわらず家族揃って温泉に入っていた。
「それって、ゆで卵。」
別名・表記ゆれ
関連タグ
たまごっち! きずなっち ハートかみっち ハートコレクト たまハート みんなのトラウマ
「まめはかせっち!タマゴ化についての資料ですが…」
「パパまめっち、その件についてはもう調査しなくて良いんですよ」
「…どういう意味ですか?」
「君も早くタ マ ゴ に な り な さ い と い う こ と だ よ 」
「「「 そ う そ う 」」」