概要
タロン社とは「FallOut3」に登場する敵対キャラクター。
金次第でどんな汚い仕事でもやるゴロツキめいた傭兵集団であり、各地で汚れ仕事を請け負っている。
ゲーム中では、不発核爆弾のある街メガトンの爆弾を解除する一連のクエスト以後、
主人公のカルマが善に寄っているとある人物から依頼を受け、度々主人公の首を狙って襲い掛かってくる。
プロの傭兵というだけあり、単なる野盗に過ぎないレイダー(モヒカン)たちと比べると、コンバットショットガンやスナイパーライフルのような強い武器や状態の良い装備をしている傾向があり、大抵の場合二人~三人でチーム行動をしている。
またバラバラに攻撃してくるレイダーとは異なり、連携やカバーするような行動を取る独自のAIを持っており、主人公を待ち伏せて襲撃してくる中々の強敵である。
……といっても「良い装備をしている」という事は、倒せばそれらがそっくり手に入るという事もであり、多少プレイヤーが戦闘に慣れて来ると逆に自分達が狩られる側となる。
さらにはスーパーミュータント、レイダー、その他野生動物とも敵対関係のため、主人公が強くなると、主人公を襲うより前に地元の野生動物に襲われ、痛い目に遭っている姿を目にすることも……。
というか倒す手間を省くため、死体をわざわざそれらの敵と一緒に集めてリスポーンさせるプレイヤーも存在する。
結局彼らもウェイストランドのヒエラルキーでは下のほうなのだ。
バニスター砦を本拠地として活動しており、そこには当然司令官が居るのだがその名前は「コマンダー」→「至高のオーバーロードジャブスコ」→「ジャブスコ司令官」と
何度か改名されており、プレイヤーからは度々ネタにされる。
なお砦を壊滅させられ、ジャブスコも倒されても引き続きフィールド上でプレイヤーを襲ってくる。
プロ意識が強いのだろうか。というか誰から報酬を貰うのだろうか。
ちなみに・・・
主人公のカルマが悪に寄っていると、
立ち位置の良く似た「レギュレーター」という敵対キャラクターが登場するのだが、
タロン社と比較すると、ネタとなる要素に欠けるのか、あまり話題にならない。
台詞
戦闘時の台詞が非常に印象的で、出会い頭に
「タロン社だ!!」
と声高に主張する。
善人プレイをしていると頻繁に戦うことになり、その度に「タロンシャダー!」「タロンシャダー!」と言われることになるため、非常に耳に残りやすい。多くのプレイヤーがタロン社を目にするとこのワードを思い浮かべるとされる。
各Web掲示板やSNSでもネタにされており、タロンシャダーは一種のミームと化している。
他にも「頭捻じ切ってオモチャにしてやるぜ!」などの台詞がある。
皮肉にも彼らがプレイヤー間でオモチャにされてる訳だが。
そしてどうしようもない相手に喧嘩を売ってしまった彼らは「俺、入隊するんじゃなかった!」と嘆きと後悔の言葉を叫ぶのである。
別名・表記ゆれ
「社」
公式の和訳でタロン「社」となっているが、これは「Company」の誤訳で
"会社"ではなく"中隊(隊)"ではないか?という疑問がプレイヤーの間で長らく囁かれていた。
英語圏のプレイヤーにおいてもこのCompanyについては「"中隊"では?」という向きが強かったが、
タロンシャダー!!!の勢いがあまりに面白かったせいか日本語圏のプレイヤー間では
正解かどうかは別にして「社」の方で使われる事が多かった。
後に、公式発表にてベセスダ・ソフトワークス副社長ピーター・ハインズ氏より
初期段階では「タロン・コーポレーション」と呼ばれていた事、
「中隊」ではなく「民間軍事会社」である事が明かされ、「タロン社」で良いと明らかになった。
なんにせよ、タロンシャダー!!!