概要
1995年、中華人民共和国の四川省の施設で誕生。
2000年に10年契約のレンタル扱い(2回契約がその後延長されている)でオスの「コウコウ」とともに来園。
以降長年にわたって王子動物園の人気者となった。
普通のパンダより短い足が特徴で、その賢さと愛らしさから熱心なファンが多く、常連ファンには「神戸のお嬢様」とも呼ばれている。
2度コウコウとの子を出産したが子は1匹目は死産、2匹目は4日目に死んでしまい、繁殖することはできなかった。
コウコウに先立たれて以降は2020年7月に中国に返還される予定だったがCOVID-19騒動で輸送のめどが立たなくなり返還は延び延びになっていた。
さらにタンタン自身も高齢のジャイアントパンダでよくある心臓疾患(不整脈)の症状が2021年から見られるようになっており、状態が回復するまで返還はお預け状態になっていた。
やがて2022年3月に一般公開も中止され、王子動物園の公式SNSで彼女の動向が伝えられるのみになっていたが2023年暮れ頃から体調が悪化の一途をたどりだす。
2024年3月には治療に専念することを理由にSNSの定期更新も中止され、中国から派遣された獣医師と共同での治療が行われていた。
2024年4月1日に、前日の3月31日に死亡していたことが公表された。享年28歳で人間で言えば100才に相当する年齢であった。