概要
ヴェリア王国のなかの公国のひとつ、ハイランドの斧騎士。作中でも並外れた強靭な肉体の持ち主である。
戦乱で家族をっており、そのために親しい若者へかける責任感は人一倍。一方で杜撰な采配で祖国を見捨てる形となったヴェリア王朝への不満も大きい。
ユニット性能
クラスはアクスナイト>グレートナイト。仲間に加えるには彼がゲストユニットとして参戦する四章任務”撤退援護”で彼及び同盟軍の緑ユニットを全員生存したまま離脱させる必要がある。
彼に関してよく持ち上がる話題はその能力値。加入時ではLV6なのだが、この時点で既にベテランのウォードに迫るパラメーターを持つ。そのわりに意外に成長率は高め。
だが、なんといっても最大の特徴は伸ばし方次第でとんでもない化け物になることだろう。他のユニットはLVごとに上限と下限が設けられておりたとえ成長率が高くてもそのレベルごとの上限に達していたら絶対に伸びないのだが、彼の場合は”カンストするまでLVが上がるたびに伸びる可能性があるのだ。とくに防御に関してはアーマー系や他のM盾騎士の防御が12あれば高い方ななかで最大値の22まで伸びうるという驚異的な数値をもち、M盾と組み合わせることによって味方アーマー顔負けの鉄壁ぶりを誇る。移動力も普通の値の4あるため意外に行軍を引っ張らない。
唯一の武器である斧技能は成長率はそれなりだが初期値が低め。だが、このゲームの敵ユニットは武装で回避が下がりまくっていることがほとんどなため、リースの指揮効果内に配置したり食事で命中値をあげることで十分カバーできる。最前線において比類なき防御能力で敵の攻撃を次々はじきつつカウンターで相手に大ダメージを与えることで周囲の騎馬ユニットが安全に成長する手助けをしてくれるだろう。
また、”粉砕”はただでさえ高筋力&高威力の斧の組み合わせの火力をさらに倍にするという火力スキル。彼の前には装甲兵すら抱えたL盾諸共叩き割られてしまうだろう
ベルウィックサーガは斧が強いということをディアンとともに証明してくれるユニットである。
シナリオでの強力ぶり
八章任務”木馬兵団”では住民依頼で彼の剛腕ぶりが描写されている。
ダウドに課せられた依頼の内容は”近辺ではカンネ村(任務の舞台でリース達は村に取り残された兵士や村人を逃がすために援護に出ることになる)にしかトリネコの木がない。帝国兵が迫っているので一般市民の自分では危ないので代わりに取ってきて欲しい”というものなのだが・・・。
・引き受けたダウドは武装した状態で村にある大きなトリネコの木を伐採。(一ターンで到着して伐採が完了したためおそらく30分も潰していない)。これははやくて5ターン目に完了する。
・そんな大荷物を抱えてもダウドがマップから離脱とか戦闘力が落ちるなんてことはなく、そのまま合流して戦闘をこなすことが出来る。1ターン=30分として24ターン目に離脱した場合丸太や武装を身に着けたまま行軍したり戦闘したと仮定すると十時間弱もその状態で戦闘していたことになる。(ただし合流は4ターンほどかかる)
・そうして生存してナルウィアに無事帰還して依頼主を訪れた時のやり取りがこちら
(マーシュは依頼主)
[ダウド]「トネリコの木を持って帰ったぞ」
[マーシュ]「!!‥ダウドさん、もしかしてこの大木を一人で?‥」
[ダウド]「少なかったか?」
[マーシュ]「い、いえ‥まさかこんな立派な原木を持ち帰ってもらえるとは思ってなかったもんで‥
(この原木は少なく見積もっても120ガンク(約50キロ)はあるぞ)。」
[ダウド]「それならばよかった。甲冑と盾が無ければもう少し大きい木を選んだのだが‥。」
[マーシュ]「と、とんでもない!じゅうぶんでさ。(化け物かこの人は‥)」」
[ダウド]「用事はすんだことだし俺はこれで帰る。」
[マーシュ]「待ってください!」
[ダウド]「まだ何かあるのか?
[マーシュ]「お礼にぜひこの原木から削り出したトネリコの木を持って帰ってください。」
[ダウド]「「しかし材木をもらっても使い道がない。」
[マーシュ]「「この木は本当にいいものなんできっと何かの役に立つと思います。」
[ダウド]「‥ふむそこまで言うのならもらっておこう‥すまんな」
[マーシュ]「こちらこそ助かりました。本当にありがとうございました。」
なんとこの斧騎士は、常人なら持ち上げることもままならない人の重さほどある丸太を武装と一緒に持ちながら並み居る帝国兵の波状攻撃を長時間しのぎきり、ナルウィアまで持って帰ったことになる。斧騎士の鎧はそれなりに重いし他の武装や戦闘中の水分補給とかも考慮すると100キロ以上はありそうな荷物を抱えながら長時間平然と戦っていたことになる。しかも積荷は無事のオマケつき。
彼なら「77の輝輪」も余裕で超えられそうだ。