機体データ
型式番号:Dlpf-zwei
全高:32.1m
頭頂高:26.4m
本体重量:43.2t
装甲材質:VLCポリマー
動力機関:レイヴ+ミラーレイヴ×4
シンボル:ルーン文字
操縦者:カイン・ドレッセル
デザイン:石渡マコト
概要
ヴァルヴレイヴの2号機「鉄火」の改修機。2期(2ndシーズン)の最終話に登場した。
四肢欠損後に封印されていた物を強奪した為、強奪後にドルシア軍によって改修されているが、その身にはマギウスの技術が多分に取り入れられている。
最大の特徴は、失った四肢を、修復と平行して開発が進められていたミラーレイヴ搭載型霊長兵器の試作機を転用して補っている点であり、その巨体に5つの原動機関を有した圧倒的な戦闘性能を誇り、戦闘時の姿は四人の女性を抱いて踊っているかのようである。
なお、胸部および頭部は鉄火に装甲が施されているのみである。
小説版では、改修を行ったのはカインと密かに提携していた時縞ソウイチであり、この頃には既にハルトを見限って新たにマギウスの研究をしようとしていたらしい。
武装
特能装備として試験運用時の模擬戦相手であったイデアールを硬質残光で強制的に変容させた「メーネ・ゼルトザーム」を有する。レイヴエネルギーの増幅末端機能を担うメインウェポンだが、開発時には想定されていなかった兵装である。
また、左腕部霊長兵器の「腹」の部分は牙を備えた口となっており、至近距離において敵の武装を破壊する事が出来る他、脚部霊長兵器の「腕」にはクリア・フォッシル製のナイフが装備されており、カインの戦闘術を反映した戦闘が可能となっている。
ヴルム・オーベン
外伝「アンダー・テイカー」に登場する試作霊長兵器。
ドルシア軍で開発されていた試作型霊長兵器であり、量産を前提としていない技術検証機。
マギウスの技術が多分に取り入れられており、イデアールを祖とするキルシュバオムとは全く別ラインの設計思想を有する。
胴体部分は空洞になっており、この部分にキルシュバオムと同規格の外部エンジンパックを接続する事で、限定的にヴァルヴレイヴと同等の戦闘力を発揮する事が可能。
また、四肢のデザインなどはごくシンプルな物となっている。
武装は替え刃式の剣。予備の刃はシールドにマウントされており、刃が劣化したり折れた場合はそれを付け替えて対処する。
同型機に「ヴルム・ウンテン」が存在し、合体することで「リンド・ヴルム」となる。
試験運用後に補完されていた機体をフライクーゲル隊隊長インフィガールが極秘裏に入手・運用したが、本機の運用に際してヴァルヴレイヴと同様にパイロットをマギウス化する必要があるかは不明。また、本機の発展機がダーインスレイヴの四肢へ転用されている。