概要
通常のAKB48メンバーのオーディションとは異なる方式でメンバーが集められたチームである。
チーム4が誕生した時点でいずれチーム8も作られるのでは?と予想されており、そのような構想も練られていたようだが、2012年の第二次組閣では新チーム誕生ではなく、チーム4解体で3チーム編成に戻す事になった為、一旦は白紙になっていた。
全国47都道府県のテレビ局などのメディアがオーディションを開催し1名ずつ選出する。したがって各都道府県から1名ずつの計47名で構成されるグループとなっている。
トヨタ自動車によって活動全体が全面サポートされており、AKBグループにとって一般企業からの支援は初めての事である。また、グループ単独の公式サイトも初めて作られた。
2014年にオーディションが行われ発足したが、前年の2013年に放送された連続テレビ小説の「あまちゃん」にて、全国47都道府県のアイドルを集めてGMT47というアイドルグループを作ろうとするストーリーがあったため、それを模したものとも言われている。これにより、AKB48およびその姉妹グループのメンバーがいなかった地域の穴埋めに成功した。
この47人体制は、欠員が出た場合は当該都道府県出身の研究生を昇格させるのでなく、再オーディションを行い補充し維持されるようになっている。
選ばれたメンバーは、「○○県代表」という冠のもとで活動を行う。
どうしてトヨタが関わったのか
一見アイドルと自動車業界は無関係に見えるのだが、これは日本の自動車市場における若者の車離れが大きな要因である。これはトヨタ以外の日本車メーカーだけでなく日本に展開している海外ブランドの輸入元にとっても死活問題でもある。
そこでトヨタとしては、各地域でのモーターショーや販売会社が主催するイベントにてチーム8を呼ぶ事で車に関心を持ってもらおうとする野心が窺える(ぶっちゃけ客よせパンダ状態)。まあ車が売れないのは、日本における高額な税金や法令点検が原因なのだが。
そのトヨタも2021年3月をもってサポートが終了した事によりチーム8メンバーも他のAKBのチームと兼任する事となり、全体としては曖昧な感じとなった為に2023年4月に開催されたコンサートをもって活動休止となり、他のチームとの兼任関係も解消する事となった。