概要
「クトゥルフ神話」に登場するショゴスは、太古の地球に飛来した宇宙生物「古のもの」達によって合成された漆黒の粘液状生物である。
「テケリ・リ、テケリ・リ(Tekeli-li, Tekeli-li)」という独特の鳴き声をあげる。
これは主人である古のものの言葉を真似ているのだとされる。古のものたちの会話も理解できない人間にとっては「テケリ・リ」の連続にしか聞こえない。
非常に高い可塑性と延性を持ち、必要に応じて自在に形態を変化させて様々な器官を発生させることができる大きなタールでできたアメーバのような形容をしている。呪文やテレパシーで操ることが可能で、人間にも変身することができる。
もともとは知性も低く、肉体労働のための奴隷種族として扱われていたが、発生させた脳を自ら固定化することで知能を持つようになり、創造主である「古のもの」に反抗して全面戦争を引き起こしたが、最終的には「古のもの」達によって地底深くに封印された。
元ネタ
テケリ・リという言葉はエドガー・アラン・ポーの古典名作『ナンタケット島出身のアーサー・ゴードン・ピムの物語』が初出である。
チャールズ・ロウミン・デイクの『奇怪なる発見』や、ルドルフ・ラッカーの編集したヴァージニア在住のメイソン・アルジャース・レイノルズの報告においても言及されている。
関連イラスト
他の派生作品つうか
漫画家の諸星大二郎は、『栞と紙魚子』と言う作品で、クトルーちゃんと言うキャラクターにこう叫ばせている。