曖昧さ回避
- ゲームミュージックの作曲家、右寺修のこと。Des-ROWを参照。
- 『グランブルーファンタジー』の登場キャラクター。本項で解説。
概要
「さあ、摘掃開始だ。」
CV:関智一
シナリオイベントロボミZの登場人物であり、同イベントのボス。
新型壊獣を率いる、シロウと瓜二つの姿を持つ謎の男。
その正体は、これまで幾度となくシロウに同胞を葬られてきた壊獣が、シロウの力を研究するために彼の姿と人格をコピーし、擬態した姿である。
戦闘時には、自身の細胞を変化させて作り出した黒いギガントスーツを纏う(なお、シロウの私服のデータがなかったためか、スーツの下は全裸である)。
単純な戦闘スペックはシロウをはるかに上回っており、シロウや主人公達を圧倒するほどの力を持つ。
更に壊獣細胞を人間に植え付けることでその人間を壊獣と同じ力を持った「壊人」へと変貌させ、壊獣細胞を介して操る能力も持ち、この能力でシロウと主人公を壊人に変え、壊獣と戦う都市防衛隊と同士討ちさせた。
これによりシロウ達は人類を裏切った敵とみなされてしまい、人間と壊獣の双方から狙われる立場になってしまう。
そしてデスロウは操った壊人や同胞の壊獣達と共に「壊獣帝国」を作り、そこで壊獣の最大戦力であるゾゴラを量産して人類を滅ぼそうと企む。
しかし、シロウの人格をコピーしたことで彼の感情もコピーしてしまったため、シロウの恋人であるマリエに手出しができず、動揺してしまう。更にマリエの危機に際して想像以上の力を発揮したシロウを見たデスロウは、人間の力の根源が感情にあると推測する。
本来感情を持たない壊獣であるが故に人間の感情を理解できないデスロウは、壊人の候補としてとらえた人間の中にいた、マリエと似た女性「アイリ」を側近にし、彼女にマリエの真似をさせるなどして感情を理解しようとするが、やはり壊獣と人間の価値観の相違から上手く行かず混乱を深める。その様子はさながらワガママを言う子供のようでもあり、意外な一面を見たアイリは次第に純粋に彼に心を開き始め、同時にデスロウも、おぼろげながらアイリに対して何かを感じ始める。
一方、復活を果たしたロボミやケンジ、かつての宿敵であった大門の協力でデスロウの支配を逃れたシロウ達は、同じく壊人にされた人々と共に壊獣帝国へと侵攻。更に、羅生門博士らの説得でシロウ達への誤解が解けた都市防衛隊も加勢に加わり、壊獣帝国は次第に劣勢に立たされる。
焦った壊獣達は少しでも戦力を増やそうとアイリを壊人にしようとするが、デスロウはそれを咄嗟に庇い、仲間である壊獣を殺害してしまう。
これによってデスロウは壊獣から種の新たな天敵と見なされ、一転して帝国中の壊獣から命を狙われるという、皮肉にも自分がシロウを陥れたのと似た状況に陥ってしまう(加えて壊獣には仲間意識のようなものが存在しないため、彼の誤解を解く手段はなかった)。
それでも、種の存続のためにシロウを討つという使命を果たすため、襲い来る壊獣を返り討ちにし、壊獣の死体を吸収して「覇壊大帝デスロウ」へと進化。シロウ達と最後の戦いに臨む。
1万2千枚もの斥力フィールドと、ゴッドギガンテスをはるかに凌ぐ体躯でシロウ達を圧倒するが、羅生門博士と大門博士が密かに開発していた秘密兵器「兄弟砲ギガントブレイザー」のアシストを受けたシロウとロボミの「ダブルハイパーメガトンキック」の前に敗れる。
せめてシロウ達を道連れにしようと壊獣帝国のある島全体を巻き込む自爆を試みるが、その直後、城に残したアイリの姿が脳裏に浮かび、無我夢中のまま、斥力フィールドで自分の身体を切り刻んで自爆を阻止し、そのまま息絶えた。
デスロウとアイリの関係など知る由もないシロウ達は、その行動にただ困惑するしかなく、釈然としない思いを抱えたまま、戦いは幕を閉じるのだった。
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※以下、闇属性SSRシロウのアビリティ取得フェイトエピソードのネタバレを含みます。
その後
壊獣帝国との決戦後、彼の細胞が変化した黒いギガントスーツだけが遺されたが、言うなればデスロウの分身であるこのスーツは、デスロウの死と共に機能を停止してしまい、動かすことが出来ずにいた。
だが、研究艇の危機に際し、黒いギガントスーツの力が必要になったシロウが呼びかけると、スーツに残っていたデスロウの残留思念が現れ、「何故自分がアイリを庇ったのか、自分が抱いた感情がなんなのかを知りたい」とシロウに問いかける。
その言葉でデスロウの真意を理解したシロウは、いつかその疑問を解決することを条件に協力を持ちかけ、スーツの起動に成功した。
デスロウがアイリに抱いた感情、力で劣るはずの人間が壊獣を上回る力を発揮できる理由、それらをデスロウが理解することができるのか。そして、戦いの後残されたアイリがどうなっていくのかは、まだ誰も知らない。