カードテキスト
リンク・効果モンスター
リンク３/闇属性/悪魔族/攻2200
【リンクマーカー：左/右/下】
カード名が異なるモンスター２体以上
このカード名の(1)の効果は１ターンに１度しか使用できない。
(1)：このカードがリンク召喚に成功した場合、
手札を１枚捨て、フィールドのカード１枚を対象として発動できる。
そのカードを持ち主のデッキに戻す。
この効果の発動時にこのカードが相互リンク状態だった場合、
さらに自分はデッキから１枚ドローできる。
(2)：自分ドローフェイズの通常のドローの枚数は、
フィールドに相互リンク状態の「トロイメア」モンスターが存在する限り、
その「トロイメア」モンスターの種類の数になる。
概要
2018年1月に発売された、 FLAMES OF DESTRUCTION にて初登場した。
「トロイメア」カテゴリーに属するリンク3の効果モンスターである。
主に、(1)の種別を問わないバウンス効果による汎用除去を目的として幅広く様々なデッキのエクストラモンスターとして採用される、第10-11期の代表的な汎用モンスターの一種である。
リンク素材に縛りがなく、特殊召喚と同時に除去が可能であり、モンスター・魔法・罠の種別を問わず、破壊や除外ではないデッキバウンスで余計な破壊後などのトリガーを引かずに後腐れなく除去が行えるなど、使い勝手に優れる点が多い。
一方で、効果発動のためには手札コストを要すること、リンク3と少し重めなこと、対象を取るため耐性持ちには通用しないことなどが課題となってくる。
(2)の効果はこのカード以外にトロイメアリンクモンスターを出す必要があること、相互リンク限定なこと、トロイメアモンスター全般がこのモンスターも含めて低ステータス・耐性未所持で場持ちが非常に悪いためわざわざ狙うのはコスパが悪く、実戦で発動する例は極めてまれである。
その他の見どころとしては、リンクマーカーが相手のメインモンスターゾーンに向かないようになっているため、相手に利用される恐れがないという点もある。
その高い汎用性、採用実績から遊戯王OCGの高級商品である RARITY COLLECTION －QUARTER CENTURY EDITION－ に採用されるという殿堂入りに近い扱いを受けており、新規イラストカードが発行されるという優遇措置を受けた。
DCG版のマスターデュエルではレアリティが日本語版よりも高いウルトラレアに格上げされ、シークレットパックのトップレアとなる扱いを受けている。
背景ストーリーにおける扱い
第10期の聖遺物の巡る一連の背景設定に紐づいた物語に登場する。
夢幻崩界イヴリースがジャックナイツのコアから生み出したトロイメアの一体であり、このモンスターは黄華の機界騎士のコアから生み出されている。
こちら側のデザインに、その意匠が見て取れる。
