ドクター秩父山
6
どくたーちちぶやま
『ドクター秩父山」とは、『コミック劇画村塾』などで1986年より連載された田中圭一の4コマ漫画作品である。アニメ化もされた。
怪鳥"おええ鳥"
本作の異常性を際立たせている存在が、何処に生息し何処で繁殖しているかすら判らないが、存在自体はこの物語の世界の人間全員が知っている、謎に包まれた巨大宇宙(?)怪鳥の"おええ鳥"である。この生物は、鳥類の特徴を持ち、鳴き声が「おええ」であるだけでなく、「おええ」と云う全ての音価を持つ音に反応してそこに集合する習性を持つ。つまり、嘔吐時の声であろうと、音価が「/oe/」になるなら歌であろうとサイレンであろうと「OA」と云う単語語彙であろうとお構いなしに飛来集合して来るので、本作世界の全員がこの怪鳥に対し並々ならぬ恐怖心を抱いている。更に、"東京都営地下鉄"ですらこの鳥の飛来原因になる危険性を持つのだ。実際本作内で、この怪鳥が原因で東京都心が壊滅状態に追い込まれている場合がある。
デザインモチーフは『帰ってきたウルトラマン』の巨大怪鳥テロチルスと推測され、外見的特徴がこの怪獣に近似している。更にテロチルス自体デザインモチーフは軍鶏であると思われ、この怪鳥も又軍鶏近似の外見的特徴を持つ。それどころか作中では『帰マン』のそのテロチルスの物語を彷彿とさせる、おええ鳥VS秩父山との巨大戦が繰り広げられた話もある。
コメント
コメントが未記入です