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ナーザの大暴れ

なーざのおおあばれ

中国の神話小説『封神演義』の一挿話を題材とした中国を代表する長編アニメーション映画(セルアニメ)。 中華人民共和国建国30周年記念作品であり、1980年のカンヌ映画祭にも出品された名作。
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あらすじ編集

その時代、中国では雨が降らず村人は困り果てていた。そこで、水を操る東海龍王に供物を捧げることに。

しかし、東海龍王は供物を捧げても雨を降らせず、挙句に人間の子供が食べたいと言い出す始末。

その地方を守る武将である李靖の7歳の息子・ナーザは仙人である自分の師父・太乙真人から授かった混天綾(こんてんりょう)と乾坤圈(けんこんけん)を使い、村人の少女を攫った東海竜王の軍勢を退けたが、その息子まで殺害してしまった。

怒り狂った東海龍王は復讐のために四大龍王を呼び寄せ、人間達を苦しめた。

その人間達を守るため、ナーザは四大龍王の目の前で自殺してしまう。

ナーザの人間達への思いを受け取った太乙真人はナーザを蘇生させる。

哪吒太子として蘇ったナーザは、太乙真人から火尖鎗(かせんそう)と風火二輪(ふうかにりん)を授かり、四大龍王の横暴に立ち向かった。



登場キャラクター編集

ナーザ

仙人になる素質があるといわれている男の子。正義感が強い性格。


李靖(り せい)

ナーザの父。


太乙真人(たいいつしんじん)

ナーザの師父である仙人。


東海竜王

青い竜王。水を操る。


南海竜王

黒い竜王。風を操る。


西海竜王

赤い竜王。炎と雷を操る。


北海竜王

白い竜王。雪を操る。


道具編集

混天綾(こんてんりょう):水を操る力を持った赤い布の武器。

乾坤圈(けんこんけん):金色の円環状の武器。

火尖鎗(かせんそう):火炎を吹く槍。

風火二輪(ふうかにりん):焔を吹く車輪。哪吒太子はこれに乗って移動する。


題名編集

日本では1980年1月に劇場公開された。

1983年にTV放送、ビデオ、LD発売時のタイトルは「ナージャと竜王」。

共和教育映画社が日本語版を上映会用にレンタルした時の別邦題は「わんぱくナージャの竜王退治」。

2002年にDVD収録時のタイトルは「ナーザが海を騒がす」。

『読む中国語世界 2008年 10月号』では「ナーザの大暴れ」。

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