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汝らが考えることなくただ感じるならプロメテウスの火はそこにある。さすれば良き賜物と恵みが汝らに与えられるであろう

~ニカイの祈りの一節より
























































以下DOUBLE DECKER! ダグアンドキリルの重大なネタバレにつき注意!
























































概要編集

DOUBLE DECKER! ダグアンドキリルにおいて,地球と隔離して生活する人類が住まうスペースコロニーであり、キリルの故郷である。

記事冒頭にある言葉はニカイに伝わる祈りの一節である。

本編第9話のサブタイトルや、主役であるキリル・ヴルーベリの口癖でもったドントスィンク・フィールソウグッドは、このニカイの祈りの一部分だけをキリルがおぼえていた物であった(本人曰く、昔じぃちゃんに教えてもらったとのこと)。

勿論ニカイなど知らない、職場の相棒であるダグラス・ビリンガム以下周囲の人間からは、単純に間違って覚えただけと思われていた(それもそのはずで、この文章を訳すと考えるな気持ちがいいと、地味におかしい文章ながら、意味が通ってしまうからである。普段の彼を知るものなら、そう考えても無理もないところか)。



詳細編集


1話から見られるようにリスヴァレッタには太陽が二つ存在しているが、そのうち強く光輝いている太陽がニカイから発せられるものである。

かつてキリルと彼の兄であるヴァレリーが家族と一緒に住んでいたが、ニカイの危険性を知った彼らの母親が息子たちに脱出を促した。


そのことを知っていたヴァレリーは「ミラ」という偽名を名乗って女装。ニカイの追手から隠れるように住んでいた。



地上(地球?)の人間に、違法ドラッグのアンセムを流していたのも彼らであり、流通の最大の目的は、自軍の兵士の薬物投与による強化改造技術の実用化のための人体実験であった(アンセムの効能に、多幸感と、遺伝子レベルに作用して、服用者の身体能力を爆発的に強化する効果があったのはこの最終目的のためと思われる)。

ニカイにおける「危険性」および彼らの最終目的は未だ不明。ただし、ニカイの人間であるクーパーの「君(キリル)を取り戻すためなら、我々は文明1つを潰す選択すらいとわないだろう」という台詞や、兵士の人体改造にも着手しているところから見ても、目的のためならどんな犠牲もいとわない危険性だけは確かといえる。


最後、彼らの元にクーパーからの連絡が途切れた旨の報告がニカイにいた幹部にもたらされるが、それと同時に彼らはクーパーを含め144人のGMS(改造された人造人間)幹部を保有していたことが判明。


祈りに関する考察編集

ニカイの祈りの一節にある「プロメテウスの火」は制御が難しい最先端の科学技術を比喩した言葉であり、彼らが言う所の兵士改造技術やアンセムに当てはまる。

本来、このような扱いの難しい技術を普及させるにあたって研究や検証が必要とされているが、この一節を彼らがアンセムを製造していたことと併せて解釈すると「アンセムを考えなく使えば、良い効能を得られるだろう」ということになり、また同時にアンセムの研究を自分たちの中で完結させていないということにも繋がる。すなわち、この祈りはアンセムをニカイ内部で研究するのではなく地上の人類にアンセムの本来の目的を知らせることなく扱わせるための言葉であると考えられる。


この解釈が正しければ、地上の人類を実験道具としか見ていない彼らの冷酷性・危険性が更に強調されていると言えるだろう。


余談編集


このように物語のキーとしての存在であることは明らかだが、このニカイの存在を劇中で初めて言及したのは、劇中の報道番組「リスヴァレッタ警察24時」にて取材された何の変哲もない酔っ払いであった(ご丁寧に、ニカイの人間が、自分たち下の人間を使って何かの実験をしているということまで語っていた。ベロンベロンに酔いながら)。ただし、このときは巧妙にミスリードさせるためか、番組の字幕がニカイではなく、2階という字幕となっており、本当にただのパロディの類にしか見えないようになっていたという、ある意味この作品らしい演出となっていた。




???「・・・なあ刑事さん、俺逮捕される?おうち帰れる?」



関連タグ編集

DOUBLEDECKER! 人体実験

キリル・ヴルーベリ ヴァレリー・ヴルーベリ クーパー(DOUBLEDECKER!)(3人とも「ニカイ」からきた人間である。なお、嘘かまことか、上記の酔っ払いも自称「2階(ニカイ?)からきた」人間だとか)


奴は四天王の中でも最弱…・・・ラストの台詞がこんなものだった。

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