ニューアイドルオーディション
にゅーあいどるおーでぃしょん
正式名称は「New Idle Audition」（ニュー・アイドル・オーディション）。
2024年12月26に公開された、学園アイドルマスター（以下「学マス」）の育成システム。
公式の略称は「N.I.A」だが、ネット上では「NIA」「ニア」という表記も多く使われている。
学マス公開時から設置されている育成システム「定期公演 初（以下「初）」とは、システムが大きく異なるのが特徴。それに伴い、育成の難易度がかなり上がっている。
具体的には
・育成週：27週（「初」は18/16/13）※「初」はマスター/プロ/レギュラーの順）
・最大ステータス：2000（1500/1000/700）
・システム解放条件：親愛度10 P課題35（親愛度10 P課題60/なし 初星課題40/-）
・試験：オーディション（中間試験・最終試験）
・「活動支給」が「差し入れ」になり、「授業」に代わり「営業」が登場
・レッスンが「自主レッスン」になる
・「特別指導」がある
・「お休み」が取れるのは最大4回。そのかわりに「お出かけ」の回数が増加
・「ライト」「ワッペン」「バンド」が、一次オーディション終了後に獲得可能なアイテムに追加
育成週は「初」の最高レベルMASTERの1.5倍にあたる27週になり、最大ステータスも2000に上昇した。
また解放条件の一つである、Pアイドルの「親愛度10」に到達するためには、「初」で最終試験のステータスを「A+」にしなければならない。
さらに最終オーディションでは、高得点を求められるため「削除編成」といわれるメモリ編成が必須。
「特別指導」で保有や道中で獲得したメモリーを改造することで、編成難易度はいくぶん緩和されたが、それでも高いPレベル（以下Plv）が求められる事には変わりがない。
また「お休み」が4回しか取れないため、体力管理が「初」よりも格段に厳しくなった。
そのため、選ばれるサポートカード（以下「サポカ」）のステータスは、以前からサポカ編成で重宝される「スペシャルレッスン（以下「SP」）持ちのカードや「行動回数+1付与」持ちのカードに加え
「SP終了後体力回復」持ちや「お出かけ終了時体力回復」持ちのサポカが編成に組み込まれるようになった。中にはN.I.Aが開始されたことで存在を見直されたり、復権を果たしたサポカもある。
また「特別指導」ではプロデュースポイント（以下「Pポイント」）が多く使うため、Pポイントを獲得できるサポカも重用されている（これがないと、削除編成に必要なメモリーに改造できない）
自主レッスン
通常レッスンとSP の2種類。
体力消費は通常レッスンが6、SPが8で固定。「初」同様、レッスンボーナスは適応される。
どちらのレッスンも自動で行われ、成功が確定する（つまり、カードゲームの要素がなくなった）
「初」と異なりドリンクとスキルカードは、営業で付与される
営業
N.I.Aで初登場したジャンルで、獲得したファン数がオーディション突破のカギを握る存在。
上昇するパラメータ量が固定された4種類のうち3つがランダムで抽選され、1つを選択する。
1 企業イベント会場
ドリンクが支給され、体力消費はなし
2 自治体イベント会場
体力を消費し、Pポイントを獲得
3 商業施設
体力を消費し、強化された（＝+がついた）スキルカードを供与
4 リゾート施設
体力を回復できる反面、ファン獲得数は少なくなる
営業には「成功」と「大成功」があり、営業開始時点のステータスと獲得ファン数が大きいほど「大成功」の確率が上がる。育成ステータスの下には獲得ファン数が表示され、オーディションに必要なファン数を確認できる。
獲得ファン数はオーディションに重大な影響を与えるため、レッスンでステータスを積めなかったら、こちらでステータスを上げる必要がある。
特別指導
「営業」と同時に、N.I.A開始で登場したもの。獲得したPポイントを消費して、あらかじめ持ち込ん
だり、道中で獲得したスキルカード（メモリ）を改造できる。1回の特別指導で、改造できるスキ
ルカードは1枚だけ。
改造できる内容は「バフ追加・増加・減少」「ステータス増加」「行動回数追加」「初手に必ず登
場」など。ランクの低いカードほど「ぶっ壊れるほど」強いスキルを持ったカードに改造できる
ため、高得点獲得に必要な編成で、現在（2025年1月現在）最強とされる「削除編成」を編成
するための必要手段となっている。
ここで改造されたメモリーは、試験終了のメモリーになり、コンテストにも持ち込める。
ただし、どの条件で選ばれるかは、現在有志により検証中。
お出かけ
3つの選択肢から1つを選ぶ。真ん中の選択肢は（ほぼ）「基本カードのチェンジor削除」となって
おり、削除編成を構成するためには必須のアイテム。また「お出かけ終了時体力回復orPポイント
獲得」が可能なサポカを編成すると、先記の効果を得られる
アイテム
「初」でおなじみのアイテムの他に、以下のアイテムが加わった。
N.I.Aバンド（白）：好印象効果のスキルカード獲得時、ファン投票数が2,000人増加（X5回）
N.I.Aバンド（紫）：好調効果のスキルカード獲得時、ファン投票数が2,000人増加（X5回）
N.I.Aライト（白）：やる気の効果のスキルカード獲得時、ファン投票数が2,000人増加（X5回）
N.I.Aライト（紫）：集中効果のスキルカード獲得時、ファン投票数が2,000人増加（X5回）
N.I.Aワッペン：特別指導開始時体力回復を6回復、ファン投票数が3,500人増加（X2回）
上記のアイテムは、一次オーディション突破後に付与される。
「初」で付与される従来のアイテム（ブレスレット、キーホルダーetc）は、二次オーディション突破後に付与される仕組みになった。
概要
「初」の「追い込みレッスン」「中間試験」「最終試験」が合体したシステム。1回のレッスン内に「一次オーディション」「二次オーディション」「最終オーディション」を実施する。
オーディション開始前に推奨ファン数が告知され、Pは獲得したファン数に応じてオーディションを受ける。オーディションのレベルが高いほど必要とされるファン数が増え、難易度も上がる。
獲得したファン数に応じて「ファンボーナス」が発生し、その数字が自主レッスン、営業で積み上げたステータスに合算され「◎○△×」として評価されるのは「初」と同じ。
厄介なのは受けるオーディションのレベルに関係なく◎評価のステータスがあっても、オーディションを突破できるとは限らないこと。アイドルが得意とする分野が○判定だと、不合格の可能性が高くなる
（もちろん逆の可能性も然り）。
上位のオーディションで「△」「×」がついても、下位のオーディションで「◎」「○」になるので、その場合は躊躇わずに下位のオーディションで合格を目指し、二次、最終で高ランクのオーディションを狙う事も必要になる。
親愛度を上げるのも重要な要素で、親愛度が1あがる度にファン獲得数が5%上がる。
実施オーディション
オーディションのレベルは一次、二次は3つ、最終は4つ。
上位のオーディションに勝てば、ファンとステータスが上昇するのは「初」と同様。
一次オーディション
目標点数5,500〜
メロBang!
一次オーディションでは最難関。獲得ファン数9,000人以上で挑戦可能
ハーモニーTonight
獲得ファン数4,000人以上で挑戦可能
MusicOrder
獲得ファン数制限なし
※オーディション突破後、バンド、ライト、ワッペンからアイテム一つを選択して取得する
持ち込んだメモリーは、（レンタル含め）二次オーディションから利用可能になる
二次オーディション
目標点数64,000〜
Galaxy
二次オーディションでは最難関。獲得ファン数25,000人以上で挑戦可能
PopFair
獲得ファン数14,000人以上で挑戦可能
MELODYJourney
獲得ファン数制限なし
PopFair以上のオーディションから、ライバル校である極月学園の生徒が登場する。
オーディション突破後、「初」で付与されたアイテム（キーホルダー、ブレスレットetc）を一つ選択して取得する
最終オーディション
目標点数200,000〜
FINAL：親愛度17以上で解放される、最難関のオーディション。
獲得ファン数57,000人以上で挑戦可能。このオーディションのみ、1対1で争われる。
オーディションに勝つと親愛度が20になり、True Endと全てのアイドルコミュが解放される。
QUARTET
親愛度14以上で解放されるオーディション。
獲得ファン数40,000人以上で挑戦可能。アイドル4人で争われる。
IDLE Bigup!z
獲得ファン数28,000人で挑戦可能
SingleCut
獲得ファン数制限なし
QUARTETとFINALは親愛度制限があり、親愛度20を目指す場合は、N.I.A全体を最低3回周回する必要がある。
もしオーディションで失敗しても、再挑戦チケットを利用して再挑戦可能。ただし再挑戦は2回という制限があり、本番を含めて3回の挑戦で全て不合格になると、その時点でプロデュースは終了となる。
終了後に「初」と同様、プロデュース用メモリーと、コンテストやアイドルへの道に持ち込めるメモリーが作成される。
だが試験に失敗してプロデュースを終了すると、スコアランクが「S」以上を記録しても、作成されたメモリーは紫色の無地の背景になる。
オーディションの目標点数を見てもお分かりの通り、二次オーディション、最終オーディションでは「初」以上の高スコアが要求される。
FINALで想定以上のファン獲得数獲得、スキルカードの切り方を考えるといった小手先な対策で対応するのは、あまり現実的ではない。
（特に）二次オーディション以降は、不得意なステータスでも確実にポイントを積み重ねないと、オーディション突破はおぼつかない。そのため、毎ターンスコアを積める好印象型は有利になったが、終盤数ターンで勝負を仕掛ける「やる気・元気型」は、他のタイプより不利になりがち。
YouTubeでベテランPが「スキルカードがPlv40以下で突破する」をテーマにした動画をアップしている。その時利用したPアイドルは、SSRアイドルでは最弱の性能である「Fighting My Way」だが、そのPですら2回敗北し、3回目のチャレンジではシステムから勝手に押しつけられた高スキルカードを泣く泣く利用することで、ようやくFINAL勝利にこぎ着けたほどである。
この人はサービス開始時からこのゲームをやりこみ、アイドルの親愛度、特訓、才能開花も最大限まで数値を上げている。その人ですらここまでの苦戦を強いられるのである。
そのため「育成がしやすい」とされるセンス型でFINALで勝つには、最低でもPlvが50以上が望ましいといわれている。ただし、最終オーディションで一番レベルが低い「SingleCut」突破を目指すのなら、これ以下のPlvでも可能。
たがこのレベルは、プランになって異なる。Plv45解放で、そこそこ戦えるスキルカードをもらえるロジックプランの「やる気・元気型」、下位に高火力カードが多いアノマリープランは、これ以下のPlvでもFINALで勝てる可能性が高い。
しかしこのゲームにも言えることだが、育成ゲームというのは手札事故がつきものである。頻繁に動画をYouTubeにあげているベテランPでも、手札事故で頭を抱える光景が頻繁に見られる。
また、数多のPがネット上に攻略動画をアップしているが、これらの攻略動画を鵜呑みにするのは、あまりおすすめできない。
持っているPアイドルの特訓および開花状況、保有するサポートカードとその育成度合いで状況が全く異なるし、一人一人によって保有スキルカードが出る順番が違うからである。これらの動画は、明くまでも「参考」程度ととらえた方がよい。
