曖昧さ回避
概要
サイタマのヒーローネーム。
戦闘時は赤い手袋とマントのついた黄色のスーツを着用し、どんな敵もパンチ一発で倒せるヒーロー。
ハゲで気の抜けたような風貌からは想像も付かないほどの戦闘力を誇り、超スピードの剣閃を指で受け止める動体視力や反射神経、上空に浮かぶ宇宙船に届くほどの跳躍力など、全てが規格外の強さである。
その性格はマイペースで緊張感に欠け、目先の怪人よりもスーパーの特売日やゴミ出しの日を気にするくらいである。
3年前の就職活動、失意の中で子供を偶然怪人から救ったことをきっかけに、小さい頃に憧れていたヒーローになることを決意。頭髪が抜けるほどのトレーニングを積んでヒーローとなった。だが、趣味でヒーローをしていただけだったので知名度の低さを痛感し、プロヒーローとして協会に加入。その際に与えられたヒーローとしてのコードネームこそが、「ハゲマント」である。
尤も、本人が懸念していた通りのまんまなヒーローネームであり、サイタマは決してこれを名乗らない。実際、協会幹部が二時間近い談笑の中で決めた(この時、ジェノスのヒーローネームも「鬼サイボーグ」に決まっている)と言う有り様で、その時いの一番に話し合われるべきガロウのヒーロー協会襲撃事件についてはたったの数分間のみ。協会上層部の腐敗堕落振りが窺える。
また、こういった浅慮かつ無意識の悪意によるヒーローネーム故に、同じように風評被害にあっているヒーロー達によるヒーローネーム被害者の会に所属する切っ掛けとなっており、彼にとっても割と切実な問題となっている事がよくわかる。
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