概要
cv:結城比呂
4月1日生まれ。O型。
九州・太宰府出身の少年。更紗より一つ年下。
朱雀の刀の継承者だが、初代の継承者羅生の罪により、祖父はずっと投獄されたままであり、父も罪人扱いだった。母は病弱であり、母の薬を手に入れるため四道と手を組んでいた。タタラの名を語り荒くれ者たちを太宰府に連れて行く。しかしそれは四道の罠であり、荒くれ者共々殺されそうになるところを更紗に助けられる。旅に出た更紗が最初に仲間にした人物である。弓を得意としており、何度もタタラ軍の危機を救った。
性格は少々おっちょこちょいだが、素直な熱血漢であり、タタラ軍のマスコット的存在。茶々の部下の正太とは、年が近いせいか仲が良い。自分を騙し、母親の死に目にも立ち会わせなくした四道を憎んでいる。タタラを追い詰めた四道を射殺し仇を討ったものの、彼の忘れ形見の存在を知って後悔の念に苛まれたが、ハヤトが四道を殺した事で自分は生きていると更紗に慰められた事で乗り越える。後に四道を殺害した事を千手姫や朱理に告白した時には「大切なものを奪ったのはお互い様」という態度を崩そうとはしなかったものの、四道の息子である求道の誕生を素直に喜んだ。朱理に話した時、四道の時と同様に更紗を守る為に敵を射殺した直後だった事から彼に赦される。
革命後、一時は新政府に参加したが、ままならぬ現実に幻滅して表舞台から姿をくらます。自分の不甲斐なさを自覚しつつ踏ん切りを着けられずに燻っていたが、仲間の子供達との出会いや求道との再会、そして更紗の子供達から聞いた更紗の自分への信頼の言葉を聞いた事がきっかけでタタラの後継者として自ら立つ事を決意する〔外伝より〕。
本編では浮いた話は無かったが、上述の隠遁生活の時に下宿先の女性と恋仲になり、政府に戻る際、彼女にプロポーズしている(勿論、受諾される)。