概要
演:クランシー・ブラウン/ 日本語吹き替え:岩崎ひろし
コナー編に登場する。コナーとバディを組むことになり、コナーからは「警部補」と呼ばれている。
デトロイト市警に勤務する53歳の男性警察官。階級は警部補。身長189cm、体重94.8kg。1985年9月6日生まれ。鳩が苦手で「鳥恐怖症」らしい。
変異体捜査の担当に任ぜられ、更に自身の大嫌いなアンドロイドであるコナーとバディを組むことに。
短気かつ皮肉屋な性格。若い頃は警察学校を首席で卒業し、配属後も麻薬の売人のネットワーク排除に尽力し、デトロイト市警最年少の警部補に昇進したことで周りから期待された非常に優秀な警官だったが、今では酒に溺れアルコール依存症に陥り、食事はジャンクフードに偏り、時に自殺願望に駆られて実弾を用いたロシアンルーレットを行うことなど、極めて破滅的な荒れた生活を送っている。現在独身で一人暮らしをしており、アンドロイドお断りのバーに入り浸っている。
ペットにスモウ(SUMO)という大型犬がいる。好きな音楽はヘヴィメタルやジャズ。
自暴自棄な勤務態度や強引な捜査が原因で市警から幾度も懲戒や停職処分を受けているが、それでも過去の彼を知る同僚からの評価は高い。
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過去(ネタバレ)
ハンクには「コール(COLE)」という息子がいた。
しかし、当時6歳のコールを乗せて自動車を運転していた際に、交通事故に巻き込まれてしまう。ハンクは一命を取り留めたがコールは重症を負い、病院に運ばれたものの、担当した医者がなんとレッドアイスによる重度の麻薬中毒者だったため、まともに執刀を行えず、代わりにアンドロイドが執刀、しかし医療ミス(人間の柔軟さが無かったため)を起こしてコールは死亡。
それ以来、ハンクは最愛の息子を喪った悲しみからすっかりグレてしまい、また医者ですらヤク中になってしまうほどアンドロイドに依存しきった社会を憎むようになった。
(なおコールの死について、コナーは「人間の代わりにアンドロイドが手術をして失敗したからアンドロイドを嫌いになったのだろう」と推理していた。・・・これは憶測にすぎないが、公式の記録ではそういうことになっていたのかもしれない・・・)
署内ではアンドロイド嫌いとして有名だが、同僚と違ってアンドロイドを使い捨てにするようなことはせず、むしろコナー含めアンドロイド達の「命」を大切に扱う言動が多い。
そのためコナーが死亡し、新しい機体がやってくると毎度毎度「お前死んだんじゃ…!?」と驚いては「前のコナーを引き継いでいる」と発言するコナーにドン引きしている。(全死亡選択肢を引き続けるとちょっとシュールな事になるが、一回しか死ななければ妥当な反応である)
また、「このアンドロイドを破壊すれば情報を渡す、殺せないならそのままお帰り願おう(アンドロイドを機械とみなすなら、そして任務を最優先に考えるなら躊躇なく破壊して情報を得るべき。だが、コナーが機械を生命とみなし、任務を二の次にするような異常が起きているなら…という話である)」と言った人物には即座に「お邪魔のようだな、帰るよ」と殺さない選択を選んでおり、その後コナーがアンドロイドを破壊すると捜査が進展したのに罵倒してくるほど不機嫌になる(あと友好度が激減する)くせに、コナーがアンドロイドを殺害できないと「なんで撃たなかったんだ?」「任務達成のためならなんでもするって言ったよな?絶好のチャンスを逃したんだぞ?」と皮肉を飛ばすダブルスタンダードをかますことがある。
勿論コナーの反応(「彼女の目を見たら撃てなくなった!!それだけです!」「どうすべきかは分かっていましたが撃てなかった!!ご期待に沿えず!!すみません!!(逆ギレ)」)を見越した上での皮肉であり声色も非難めいたものはない(むしろ「ハンクの反応から協力を得られなくなる可能性を憂慮した」とか「例え持ち主が許可していても法を犯していないアンドロイドを破壊する権限は待たされていない」というような論理的思考が関わった故の行動でない事を確認したかったというのも大きいだろうが)、そして「これでよかったのかもな」と少し機嫌が良くなる
そのため差別しているというよりは、友人になれない(すぐ破壊・交換されてしまうという不気味さだけではなく、ハンクの気難しすぎる性格を理解できない)のが分かっているので最初から遠ざけようとしているのかもしれない。
コナー(プレイヤー)の行動次第では中盤で過去から立ち直れず自殺してしまったり、敵対関係になってしまい、コナー自らが殺害する羽目になったりする。
だが、選択次第では別の未来へ進む可能性も……。