演:ヴァロリー・カリー / 吹替:佐古真弓
概要
1人目の主人公。料理や掃除、育児など人間の生活をサポートするために作られた女性型アンドロイド。
ゲームストーリーのネタバレを一部含みます
組み立てラインで技術的問題が発生したため、本来は解体される予定であったが、AX400自身が殺害(解体)をやめるよう懇願し、「何も問題を起こさない」と約束したため、そのまま店に出荷された。所有者は過去に幾度か変わっており、現在はトッド・ウィリアムズの所有となっている。本編以前にも度々「事故」で損傷し、その度に修理に出されメモリーが初期化されている。
幾度目かの修理から戻ってきた後のある日、トッドが娘のアリスを虐待する場面に遭遇し、彼女を守るために変異体に覚醒、暴行に抵抗しつつ(時には反撃までして)彼女を守りながら逃げ出した。その後はアリスと共に平和に暮らせる場所を求め放浪する。コナーやマーカスのような特筆すべき能力・機能などは持たないが、アリスを守るという一点において強い意志と行動力を持つ。
『Detroit: Become Human』発表以前に公開されたデモ動画『KARA』にも登場。
上記の生産ラインでのトラブルを題材としたショートストーリー。
ネタとしてのカーラ
彼女は上述した通りアンドロイドとしてのスペックは並であり、本作はこの設定を反映したQTEの難易度が高めである。
また、場合によっては、変異後すぐにトッド破壊されたり、そもそもアリスが殺されたりするため、そのままカーラ編のストーリーが終わることもある。
なおQTEは意図的に失敗できるため、彼女の人となりを知るためにバッドエンドルートを選ぶプレイングも行われている。通称「バカーラ」「脳みそすっからカーラ」とも。
カーラ編の登場人物
トッド・ウィリアムズ(Todd Williams)
カーラの所有者。小太りの中年男性。
元タクシードライバーだが、自動運転車の普及で失職した。以後は肉体労働や警備員などの職を転々とするも、それらもアンドロイドの普及によって失職。しかし、家事をアンドロイドに任せなければいけないため、アンドロイドに複雑な感情を持っている。失業以降は妻にも逃げられ、違法ドラッグの密売で生計を立てているが、自らもドラッグ中毒で乱暴な性格。
アリス(Alice)
トッドの娘。トッドから八つ当たりに虐待を受けている。ある晩にまた暴力を受けそうになったところをカーラに助け出され、そのまま家から出奔。カーラと共に逃亡生活を送る。
ルーサー(Luther)
大柄な黒人男性の姿をしたアンドロイド。型番はTR400。寡黙かつ温厚な性格。
ズラトコという男に服従していたが、ズラトコに捕らえられたカーラとアリスの信頼関係を見た事をきっかけに変異体に覚醒。カーラとアリスを助け、そのまま彼女らの逃避行に加わる。
ラルフ(Ralph)
トッドから逃げ出した直後のカーラとアリスが出会う変異体アンドロイド。型番はWR600。
廃屋に住み着いている。元は造園用のモデルで公園のメンテナンスを担当していたが、人間の不良集団に暴行されたことで全身に傷を負い、顔の左半分が焼け焦げている。また暴行の影響で精神の安定を欠いており、感情の抑制が効かなくなることがある。
ゲーム中の選択によっては登場しない。
ズラトコ(Zlatko)
ルーサーが変異する前に所持者だった人間。ミッション「ズラトコ」でのみ登場する。アンドロイド法がない平和な場所とされるカナダへ向かうカーラを助けてくれると言う。
しかし実際には、アンドロイドを改造して怪物やモンスターを作ってストレス発散をしたりしている。
また、ゲーム中で選択次第では、トッドがレッドアイスを吸う際に使っていた器具がズラトコの家の中にも置かれているのが確認できる。