CV:川田紳司
概要
主人公のグレンが勤めるアルザーノ帝国魔術学院の講師で、2年次生1組の担当講師。若くして第五階梯に至った天才魔術師。髪は後ろにまとめており、眼鏡をかけている。
傲慢かつ尊大、頑固な性格をしており、普段は自分以下の人間を見下すという態度をしていることから苦手意識を持たれることも多い。2年次生2組の生徒たちに対しても「雑魚供」呼ばわりしたり、自由人であるセリカに対しても嫌悪感を隠さないなど当初から暴言が目立つ。
不真面目かつ自分より階梯が低いグレンのことも毛嫌いしているが、当のグレンには「ハーなんとか先輩」または「ハーゲイ先輩」など適当な名前で呼ばれ相手にされていない。
最近では度重なるストレスによって薄毛が気になり始めている。
そんな善人とは言い難い性格をしている彼だが、「真の魔術師」としての矜持があり、勝ち目がなくとも決して戦いから逃げない信念も持っている。また、実際は学院や生徒を大切に思っており、「フェジテ最悪の三日間」では、伝説の「六英雄」の1人・ラザール=アスティールの襲撃で多くの講師や生徒が怯える中でもセリカが駆け付けるまでツェストと共に奮戦し続けたなど、根は悪人ではない。グレンのことも数々の出来事を経て、能力だけは認めるようになっている。
能力
若くして第五階梯に至っただけはあり、魔術師としての才能は非常に高い。
炎熱・冷気・電撃を操作する「活性/流動系」と物質のエネルギー密度や分布を操作する「収束/分散系」が専門分野。最小限の魔力で最大限の効果を生む方法を突き詰め、C級軍用攻性呪文の軽さと魔力消費でB級の物理作用力をもたらす「収束起動」という超技巧を編み出している。さらに失伝魔術であるはずの「力天使の盾」の効果すら条件付きで再現するという優れた研究者としての側面も見せている。
人間関係
学院の同僚。物語開始時から犬猿の仲だが、お互い魔術師としては認めている。
学院の同僚。上述の通り彼女のことを嫌っており、セリカもグレンのことで彼に威圧などを与えている。
学院長。彼はハーレイに苦手意識を持っていたが、「フェジテ最悪の三日間」でハーレイの戦いを見て認識が変わった。
グレンに並ぶ学院での天敵。彼女の破壊行為の被害を何度も受けた挙句、追試では懲罰として呪術まで持ち出した結果、その反動で暴走した彼女に強烈なトラウマを植え付けられた。それでも生徒の一人に変わりはなく、彼女が病気で倒れた際には治療法の手がかりになればとグレンに魔術論文を提供している。