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概要編集

漫画「未来レーサー ブイツイン」に登場する主役マシン。使用者は天道武一(ブイ)。

VT計画によって生み出されたマシンという設定。この計画で生まれたマシンには自我感情などを表現するブレインコアを持つ。感情の昂ぶりによる挙動もあり、背部のウイングをパタパタさせたりコアを瞳のように潤ませたりする。鳴き声は「キュン」。


1999年と言えば犬型ロボットAIBOの登場、アニメ作品においてもコレクター・ユイデジモンアドベンチャーといったインターネット人工知能を用いた近未来を描いた作品が流行した時代でもあり、今でいうAIの先駆けともいうべき存在だろう。


マシンデザインは徳田ザウルスが担当。

この頃氏はすでに漫画家を引退していたため、貴重な氏がデザインしたVSシャーシのマシンとなっている。


マシンカラーはだが、初期は赤で名前も「ブイトロン」だった。後に改修された時に商品と同じ色と名前になる。

立体化編集

1999年7月にマイティミニ四駆として発売。マイティ初のVSシャーシである他、VSシャーシとしても初の大径タイヤを採用したシリーズである。


通常マシンのボディランナーは一色だが、このマシンはわざわざブレインコアのクリア再現のために色の異なるランナーを使用しているという変わり種。

さらにブレインコア内部はパーツ分けされており、発光ダイオードを差し込める穴も設けられている。現在は絶版のシャフトドライブシャーシ用発光ダイオード(赤)を取り付けるためのものと思われるが、現在はミライトで十分代用が可能である。


このシリーズのみに見られる扁平タイプの大径ホイールも特徴。そして扁平ホイールに貼るよう指示されているシールもある(最近だとバロンビエントでも形は違えど似た指示があった)。


実用性よりロマンを求めたGTパーツにディフューザーが存在する。

VSではリヤステーが2点止め式になったので使わなくなったスーパー1用1点止めステーのマウントに取り付ける。


…と、これ以前のマシンには見られなかったであろう要素がこの商品だけで色々と多い。


発売時期が第二次ブームが終わり、ミニ四駆という存在が忘れられつつあるタイミングだったため、当時の世代ですらとっくに絶版になった後に復帰してから存在を知ったという者が大半である。

しかし現在では故徳田氏による秀逸なデザインや性能の高いVSシャーシな点で再評価されている。


少年誌でマシン情報が公開された時は「だれにも まけない さいきょうマシンだ!!」というよく有りがちなキャッチコピーで紹介されたが、VSシャーシは発売から20年近く経つ現在でも上級レーサー御用達の速いシャーシで名高く、最強になれるポテンシャルは十二分過ぎるほどに備えているため、こいつに関してはあながち間違いにはならない。もちろん改造テクニックは必要であるが…


2018年9月に長年の時を経て再販。

限定生産品であるため入手に限りがあったり部品請求出来なかったりする問題点こそあるが、欲しい人は今のうちに買っておこう。

関連タグ編集

徳田ザウルス 人工知能

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