概要
エチオピア王ケペウスの弟。国難を救うため、海の怪物(化け鯨)に生贄に捧げられることになったアンドロメダ王女の元婚約者。アンドロメダは、メドゥーサ退治の旅から帰る途中で立ち寄った英雄ペルセウスが怪物を倒したため、救出されることになる。こうして彼女は父王から祝福されてペルセウスと結婚することになるのだが、異国から来た男と結婚するということになると後ろ髪ひかれる思いで執着してしまう。そして恋敵のペルセウスを倒してアンドロメダを奪還しようと(あわよくば兄まで倒して王位を簒奪しようと)、祝宴の最中に軍勢を率いて殴り込みをかけた。
しかしペルセウスの切り札、メドゥーサの首によって部下の兵士たちは石に変えられ全滅。四面楚歌となったピネウスはすっかり怖気づき、今さらのようにペルセウスに命乞いをする。どこぞの悪の幹部を思わせるが、そのままメドゥーサの首を突きつけられ、石に変えられてしまう。