ぴよにちわ〜!
ひよこのような姿をした薄っぺらい体。挨拶「ぴよにちわ〜!」と共に現れる。プレイヤーの番の時だけ、青・赤・黄マスを全て一色のマスに変化させる。イエローカードやレッドカードに近い効果とも言えるだろう。しかし、上記のカードの効果のような単純なレベルの変化にとどまらないのがピヨピーの肝。
今日は 何色にするピヨ?
初登場の『桃太郎電鉄G ゴールド・デッキを作れ!』ではボンビーの変身という形で出現し、プレイヤーのカードを封印した上でマスを変化させるのだが、変化対象が青・赤・黄・Nマーク・そして紫まである。
青なら所持金を貯めるチャンスだし、スリの銀次だって登場しないから、たとえカードが使えなくても有利に立てるかもしれないし、黄やNマークならカードをたっぷり貯め込んで反撃に出るチャンス。赤だとさすがに辛いが、季節によっては軽微で済むだろう。
問題なのは紫で、これがなんとボンビラス駅。そう、かのキングボンビーのふるさとにある、桁外れに所持金を奪われる最悪のマスなのである。それが日本一面に広がるかと思うと···ましてや、銀河鉄道でこの状態になった日には「それ何てお手製ボンビラス星?」状態、まさに極楽の形をした地獄。一瞬でもかわいいと思った結果がこれだよ!!!
だから変身するときはたいてい青や黄などを狙っていきたいのだが、そんなプレイヤーの期待は大抵裏切られて赤や紫に変化してしまうのである。確率の高さでは「紫>赤≒N>青≒黄」といった所。取り付かれている間はカードを封印され、ターンの最初に悪行を行い、ターンの終了時には何もしない点など、ブラックボンビーとの共通点が多い。
開発当初は、ハードがGBAということもあり、シンプルな外見でコマルン程度の悪行をするかわいいキャラのつもりで作ったらしいが、テストプレイの時に悲鳴が上がったらしい···(笑)。
『桃太郎電鉄16 北海道大移動の巻!』からは、「雪の恋人怪獣」の異名を持つ名産怪獣として登場。札幌が目的地駅の時に到着すると、到着者を対象に、今度はもれなくスーパーカード駅に変えてくれるし、こっちのカードを封印することもない。当初は『G』と同様の仕様にする予定だったが、既に強烈なインパクトを持つゲストボンビーとして「ゾンビボンビー」「イレーザーボンビー」「ハピネスボンビー」がおり、彼らの前では存在感がかすんでしまうと判断し、名産怪獣に変更。そしてこの見た目の名産怪獣としては羊の皮をかぶった狼にするのはひどいだろうというわけで、仕様も変更されたというわけである。