この世の暗黒面を見せてやる!!
『桃太郎電鉄11 ブラックボンビー出現!の巻』で初登場、『桃太郎電鉄15 五大ボンビー登場!の巻』でも再登場。黒猫のような形の外見をしている。必殺技のペイント・イット・ブラックでとりついたプレイヤーのターンのみ、目的地駅とマイナス駅以外というほとんどすべての駅を、損害系カードを引く確率が非常に高い「ブラック駅」に変えてしまう。このボンビーがついている間はカードを使うことも捨てることもできない。
いくらでも 暗黒面を味わうがいい!
これまでのボンビーは基本的に、取り付かれているとターンの最後に悪行をするため、ターン内で誰かになすりつければ被害を回避できたのだが、彼にはこの手が通じない。なぜならターンの最初に悪行をするため、半ば手遅れだからである。そのうえカードを使えないため機動力も確保できず、物件駅・カード売り場すら塗りつぶされてしまうため、買い物すらできなくなる。ある意味、桃鉄の常識をひっくり返したような存在と言える。
トップを突き落とす為に貧乏神を他のプレイヤー同士でたらい回しをしながらトップになすりつけに行く戦術が使われるケースはあるが、ではブラックボンビーが出た場合はその戦術が使えないのだろうか?
否。少し方法を変えるだけでたらい回しは可能である。ターンの最初に悪行をするブラックボンビーだが、ターンの最後には何もしない。つまり「移動しながら相手になすりつける」のではなく、逆に「移動しながら相手からブラックボンビーを奪う」方法を使えば、誰も被害を受けなくて済むため、被害を受けずにたらい回しする戦術は成立するのである。
登場作品は上記の2作品のみだが、そのインパクトからか「所持カードを封印した上で損害系カードに腐らせる」「直接損害系カードを吐き出す」ボンビーが登場したり、天邪鬼の絶好調で物件駅以外ほぼブラック駅にされることがあったりと、後のシリーズへの影響は少なくない。
前身?
「DX」で初登場した「プラス駅」「マイナス駅」「カード駅」を黒く塗りつぶして見た目では判別できなくする「ブラックカード」というものがあった。
同様に「V」でも世紀末イベントで全プレイヤーがこの状態になることもある、こちらは物件駅以外全てが対象だが。