概要
フェーヴ/フェーブ(fève)とは、「ガレット・デ・ロワ」に入れられる小さな陶器の人形。これが当たった人は王冠を被って1日王様や王妃になれ、またその1年は幸せになれると言われる。お菓子屋さんなどで買うと紙製の王冠が付いていることも。
現在では安全性を考慮してアーモンドを入れることもある。
モチーフは、宗教行事に関連するがゆえにキリストの人形もあるが、それとは関係ない動物や乗り物を象ったものも。このフェーブを集めるコレクターもいると言う。
由来
「フェーブ」とは「空豆」のことで、これは元々ヨーロッパでは空豆でくじを引く習慣の名残で、11世紀ごろに菓子に入れるようになったと言う。これが教会の後継者選びにパンに金貨を入れる習慣となり、一般にも広まっていった。19世紀半ばに空豆に代わり、フェーブが使われるようになった。
関連タグ
表記揺れ:フェーブ