概要
「公現祭(誕生直後のイエスを「東方三博士」が拝謁したことを祝う祭)」の日に食べられるフランスの菓子。「ロワ」とはフランス語で「王様」の意で「東方三博士」を指す。
これが「公現祭」に食されるのは北部で、南部から南東部のプロヴァンスではブリオッシュ生地で作った「ガトー・デ・ロワ」が食される。
特徴
パイ生地にアーモンドペーストを入れて作られる。円盤の形をしており、表面には「レイエ」と呼ばれる飾り包丁を入れる。「ガレット・デ・ロワ」の場合は放射状の模様や月桂樹、麦の穂の模様が入れられる。
「ガレット・デ・ロワ」にまつわる風習
- 「ガレット・デ・ロワ」には「フェーヴ」と呼ばれる陶器製の人形を入れる。おみくじのようなもので当たると1日だけ王様になれるほか、その1年幸せになれると言われる。詳細は当該リンク参照。
- 前述のとおり、1月6日の公現祭に食べられるものだが、近年は1月2日から8日の日曜に家族や友人が集まる場で食べることが増えている。近年では、「公現祭」が宗教的な祭と言うよりは食べて楽しむ側面も強くなっており、フェーブのモチーフにもこれが現れている。
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表記揺れ:ガレットデロワ